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富野由悠季が「おおかみこどもの雨と雪」を異例の大絶賛
- 1:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2012/07/20(金) 22:20:55.23 ID:8mcE646E0
富野由悠季 : 「おおかみこどもの雨と雪」を異例の大絶賛
人気アニメ「機動戦士ガンダム」の生みの親として知られる富野由悠季監督が、21日公開の劇場版アニメ「おおかみこどもの雨と雪」(細田守監督)を絶賛した。
毒舌家としても知られる富野監督だが「新しい時代を作ったと言っていい」とコメント。
細田監督も「こんな光栄なことはありません。これを励みに頑張ってまいりたいと思います。ありがとうございました」と喜んでいる。
(中略)
◇富野由悠季監督のコメント全文
「おおかみこどもの雨と雪」の衝撃 富野由悠季
新しい時代を作ったと言っていい。革新を目指していると言ってもいいだろう。が、作者であり監督は、そこまで意識していたかどうか。手法を追求していったらこうなったのかも知れない。
どうであれ、本作の前では、もはや過去の映画などは、ただ時代にあわせた手法をなぞっているだけのものに見えてしまうだろう。
本作は、変身物でもなければ、恋愛物でもないし、エコやら環境問題をあげつらったメッセージ物でもない。まして癒やし系でもない。
それら過去のジャンル分けなどを飛び越えた物語になっている。描写が冷静だからだろう。文芸大作と言っても良い。それほどリアルに命の連鎖を描き、子供の成長の問題を取りあげている。そこに至った意味は刮目(かつもく)すべきなのだ。
むろん、技術的に気になる部分があるのだが、細部の問題などには目をつぶれる。しかし、アニメならではの手法で可能になっている構造でもあるので、アニメ映画というレッテルを貼られてしまうのが、無念ではある。
このような作品に出会えたことは、同じ作り手として幸せである。
アニメの可能性を開拓してくれたのだから、本作に関係した監督以下のスタッフに敬意を表する。
http://mantan-web.jp/2012/07/20/20120720dog00m200050000c.html
岡田斗司夫 「富野由悠季は黒澤明の10倍くらい才能ある。ガンダムやイデオンは妥協してあの出来」
1:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2012/06/08(金) 00:59:42.27 ID:wwKEwBM/0
『モノ・マガジン』という雑誌で日記を連載していた時に、黒澤明が死んだという事件があった。
で、その時の日記に「死んだのは悲しいけど、残念じゃない」という話を書いたんです。
マスコミがこぞって「まだまだ作品を作れた」「残念だ」という大合唱だったので、本当に残念なのかな?という天の邪鬼な部分もあったんですよね。
「いま騒いでる人の何割が、黒澤明の次回作を待っていたのかな?」と気になっちゃうんですよ。
『七人の侍』(一九五四)や『用心棒』(一九六一)に昔感動した人たちって、別に黒澤明の新作を待っていたわけでもないんですよね。
『まあだだよ』(一九九三)を見たかどうかも怪しいのに、「偉大な才能を失った」「残念だ、残念だ」って大騒ぎする人たちが大嫌いなんですよ。
ここで悪い癖で筆が滑っちゃって、「二十世紀の才能としては富野由悠季の方が黒澤明より十倍くらい才能あるよ」って書いちゃったんです。
そしたら映画ファンはともかくアニメファンにまで叩かれた。
いや、僕は本当に全盛期の黒澤明とガンダム時の富野由悠季を比べたら、圧倒的に富野由悠季のほうが才能があると思ってるんです。
アニメファンなんだったら、それぐらい見抜いて欲しかったよなぁ。
「そんなに黒澤明ファンがいるんだったら、なんでガンダムの十倍、黒澤明作品は売れてねーんだよ」と思うんだけどね。
黒澤明は、優等生だけど天才じゃないというのが僕の持論です。
妥協しない、完璧主義者と言うのは、優等生だから出来ることです。
富野由悠季は、妥協しまくって『ガンダム』や『イデオン』が作れる。あの底力の恐ろしさに比べたら、完璧主義なんてお坊ちゃまですよ。天才の差はそこだなと思うんです。
だから、爆笑問題の太田さんが「黒澤明は凄い!」って言っているの見たら「黒澤が分かるぐらいには映画がわかってても、まだガンダムが解るほどには大人じゃないんだな」と思っちゃいます。ごめんね、太田さん。
僕の中では、富野由悠季は未だに正当に世界に評価されてないんですよ。
世間での評価も不当であるなら、それ以上にアニメファン内での評価も不当だと思う。作詞家としてもすごい才能を持ってるんだけど、これまた評価されていない。
http://blog.freeex.jp/archives/51332932.html
富野由悠季「誰にもない固有の才能を持ってるのは尾田栄一郎ぐらい」
1:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2012/04/07(土) 09:01:16.97 ID:3B/R5sYB0
富野由悠季ロングインタビュー
2012.04.05
http://r25.yahoo.co.jp/interview/detail/?id=20120405-00023305-r25&page=3&order=1
「でもさ、誰にもない自分だけに固有の価値なんてものを持ってるのは、それこそ尾田栄一郎ぐらいだよ。
あのくらいの才能がないと、絶対にグーンと行かない。この20~30年の義務教育で“みんなには個性がある”
という教え方をしてきたらしいんで。僕を含め、固有の能力のあるヤツなんてほとんどいないんです。
でも“ある”と思ってるヤツが若い年代にはいっぱいいる。一番耳の痛い言い方をしましょうか。テレビ関係者
向けに言うと、たかが番組のコーナーの取材者でしかないヤツをみんな“ディレクター”って言ってる。
あれはレポーターです。デジタルの方の“ディレクター”はオペレーターだよね」
テレビとデジタルだけの話ではない。みんなそう。何もないのにあるように思い込まされているだけなのだと、富野さんは言う。
「だから、大事なことなんだけど、まず、自分が凡庸な能力しか持ってないということを覚悟しろと。
社会と世間とに紛れ込んで自分自身のポジションを獲得していく方法しかない。ほとんどの人は成功しない“普通の人”なんです。
ここにしかいられない自分がどうするか。我を出すということが一番いいわけでは必ずしもない。
協調性だけを守っていけばいいのか、それはそれでのたれ死にするだけ。そういう状況を把握したうえで、階段を上っていく。
言っておきますけど、25歳から上の世界って、気持ちのいいことなんてほとんどないですよ。
じゃあどうするかというと、そこでいかにガマンして右と左のヤツをつぶすか。そういう気概がないとネクストはない」
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