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ゼビウス作者の遠藤氏「今のゲーマーはわがままであきっぽく、きまぐれでプライドが高い。まるで王様」
1:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2012/06/15(金) 12:08:54.93 ID:zX8fFioH01980年代の“ゲーセン小僧”を熱狂させた「ゼビウス」「ドルアーガの塔」の作者。今も現役のゲーム作家だが、
東大大学院などで「ゲームかくあるべし」を説いてきた「斯界(しかい)のプロフェッサー」でもある。
「昨年からは宮城大学の事業構想学部の客員教授としてゲームデザインを教えています。幅広い関心を持った
学生が来ますよ。ゲームのコンテンツを作ることは、さまざまなビジネスのヒントになりますから」
なるほど、本書で語られるゲームの作り手と遊び手の関係は、企業と消費者の関係をさらに純化した戯画のよう。
仮構世界の中だからこそ、人間は貪欲(どんよく)に求めるらしい。
「しかも、ゲームの中は現実世界の感覚とは微妙に違うから、ユーザー目線は絶対的に重要です。慣性の法則
なんて忠実に再現すると、かったるすぎて遊んでもらえない。ゲーム界は、現実とは違う『ファンタジー物理』に
支配されているんです」
その一方で、課金型ソーシャルゲームなど現実と地続きの要素が増え、現実界の変化に揺さぶられる。
「社会のデジタル化は、ゲームの面白さも変えてしまいました。80年代の面白さと、今ウケる面白さはまるで
違ってしまっています」
80年代には「優れたゲームの必須条件」とされた、生きるか死ぬかの絶妙なゲームバランスは「長い」「疲れる」と
忌避されるそうだ。「何より勝てないといやなんです」
この本で語られるプレーヤーたちは、わがままであきっぽく、きまぐれでプライドが高い。まるで王様。
ゲームは王侯貴族に捧げる娯楽か。
「そうですね。新たな総合芸術だと思って作ってますから」
◇
ソフトバンククリエイティブ・2310円
http://book.asahi.com/reviews/column/2012061100024.html
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