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コメント
- 名前:フラグを立てたい名無しさんさん 2009/04/01(水) 03:02:58
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最近の記事
妹「またラブレター……」
- 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 12:47:46.13 ID:zL6QQECeO
妹「お兄ちゃんが学校来ないからって、なんで私に渡すかなぁ……」
妹「……それでも、持ってはいくけど…」
妹「しかし相変わらずモテるなぁ、お兄ちゃん」
妹「……。」
妹「お兄ちゃん、今日は元気だといいな……」
妹「お兄ちゃん、コレ、今度は後輩の子から」
兄「わざわざ預かってきたのか?」
妹「……私の下駄箱に入ってた」
兄「わざわざ悪いな。……ん、知らない子だ」
妹「返事はどうする?」
兄「顔も知らないんだ。悪いが断らせてもらうよ」
妹「お兄ちゃんも大変だよね。入院先でまで告白されて」
兄「まったく、俺はいつ死ぬかも分からない体だっていうのにな」
妹「……。」
妹「……それじゃあ、私もう帰るね」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 12:49:56.13 ID:zL6QQECeO
(学校)
女1「じゃあ妹ちゃん、コレ、しっかり兄くんに渡しておいてね」
妹「分かりました」
女2「兄くんによろしくね」
妹「ハイ。……それでは失礼します、先輩」
女1「ねぇ……あの子ほんとに兄くんの妹なの?なんか全然似てないけど」
女2「ああ、だってアレ、兄妹じゃなくて従兄弟だって話だよ?」
女1「あ、やっぱり?」
女2「兄くんがあのルックスなのに、妹があれだけパッとしないとねぇ」
女1「親戚だからって調子にのっちゃってるんだぁ」
女2「……そこまで言いたくはないけど、この歳まで“お兄ちゃん”って呼ばれると、ちょっとね」
妹「……。」
妹「私もお兄ちゃんみたいに生まれたかったな……」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 12:56:44.93 ID:zL6QQECeO
妹「あ、兄友先輩。こんにちは」
兄友「あぁ妹か。……今日も今日とて大漁だな」
妹「……今日は先輩たちが調理実習ですから、覚悟はしてたんですが…」
兄友「流石に重いだろ。一つ貸せ」
妹「あっ……」
妹「…ありがとう……ございます」
兄友「そうだ。今日はレギュラーの皆で兄のとこに行こうと思ってるんだけど、大丈夫そうか?」
妹「あっ、えっと、平気だと…思います」
兄友「そうか。なら良かった」
妹「……あの、じゃあ私はこれで」
妹「荷物、ありがとうございました…!」
タッ
兄友「あぁ。じゃあまた……っと」
兄友「……振り返りもせず全力疾走か」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 12:57:16.55 ID:zL6QQECeO
妹「(さっきは、ビックリした……)」
妹「(……私もお兄ちゃんみたいだったらなぁ)」
妹「(……。)」
妹「(……どうして私はこんなに不細工なんだろう)」
妹「(なんか……重いな)」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 13:01:30.68 ID:aaUakUkjO
かまわん
続けて
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 13:02:30.68 ID:zL6QQECeO
(病院)
妹「ハイお兄ちゃん、今日の分」
ドサドサッ
兄「積み上がるほど大量のケーキ……俺を糖尿病で殺す気か」
妹「死んじゃ駄目だけど、頑張れ」
兄「持ってくるのも大変だったんじゃないか?」
妹「それは大丈夫……途中まで、兄友先輩が手伝ってくれたから」
兄「そうか。しかし毎日悪いな」
妹「別に、お兄ちゃん
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 13:04:23.51 ID:zL6QQECeO
切れた……
>>19の続き
妹「別に、お兄ちゃんの為なら平気だよ」
兄「でもお前、むしろ俺より顔色悪いぞ?」
妹「そう?」
兄「……見舞いに来てくれるのは嬉しいけど、頼むから無理はするなよ」
妹「してないって。いいから病人は自分の心配してて、ね?」
兄「だけどな……」
コンコンコン
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 13:07:14.79 ID:zL6QQECeO
ガラッ
兄友「よぉ兄、生きてるか?」
兄「なんとかな。兄友こそ相変わらずじゃないか」
兄友「まーな」
兄「今日はどうしたんだ?」
兄友「なに、お前の顔を見て大会への気合いを入れ直そうと思ってな。もうすぐレギュラー全員押し掛けるが、お前に拒否権はない」
兄「汗臭い上にむさくるしいな」
兄友「涙が出るほど嬉しいだろ?」
妹「……(ニコニコ)」
妹「それじゃあ、私はこの辺で帰るね」
兄友「俺達に遠慮することはないぞ?」
兄「……いいんだ。またな、妹」
妹「うん、また明日。失礼します」
ガララッ
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 13:07:43.50 ID:zL6QQECeO
兄友「……相変わらず引き際が鮮やかだな」
兄「はぁ?」
兄友「いや、妹だよ。速度といい時間といい、消え去り方がヤケにはやい」
兄「お前が嫌われてるだけじゃないのか」
兄友「素で凹むから止めてくれ」
兄「冗談だよ。むしろお前は好かれてるって」
兄友「……しかし、だったら今日だってもう少しゆっくりしていくはずじゃないのか」
兄「……。」
兄「……まぁ、色々あるんだよ」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 13:14:19.29 ID:zL6QQECeO
(教室・休み時間)
兄友「……色々って、なんだ」
部長「どうしたのよ?気持ち悪い」
兄友「いや、兄と妹についてさ。何か色々あるって言うんだよ」
部長「色々って、なにが?」
兄友「分かったら悩まん」
部長「……アンタ、相変わらず妹ちゃんに御執心ねぇ」
兄友「可愛いじゃないか」
部長「そりゃあ私だって目に入れても痛くない後輩だけど。あんま露骨すぎるとあのタイプは引くわよ」
兄友「……マジか」
部長「わからない?」
兄友「いや……まぁ……悲しくなるからもう止めようか」
部長「(ニヤニヤ)」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 13:14:52.97 ID:zL6QQECeO
部長「しかしアレだ、兄くん元気そうだった?」
兄友「ああ、相変わらずキラキラが出てた」
部長「キラキラ?」
兄友「キラッキラだ」
部長「……あの、女どもを狂わすキラキラか」
兄友「別名スイーツホイホイだな」
部長「アレがなくなってから教室の明るさすら変わった気すらするからね」
兄友「あぁ。容姿端麗もあそこま
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 13:17:00.90 ID:zL6QQECeO
また切れた……orz
>>38完全版
部長「しかしアレだ、兄くん元気そうだった?」
兄友「ああ、相変わらずキラキラが出てた」
部長「キラキラ?」
兄友「キラッキラだ」
部長「……あの、女どもを狂わすキラキラか」
兄友「別名スイーツホイホイだな」
部長「アレがなくなってから教室の明るさすら変わった気すらするからね」
兄友「あぁ。容姿端麗もあそこまでいくと末恐ろしい」
部長「……兄くんが復活した時が恐ろしいわね」
兄友「耐性が落ちてるからな。失神する奴で保健室がパンクするんじゃないか?」
部長「くわばらくわばら」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 13:50:58.80 ID:zL6QQECeO
(昇降口)
キーンコーンカーンコーン
妹「(……もう授業始まっちゃた)」
妹「(起きられなかったんだけど……やっぱり3限から来るのは気が重い…)」
パカッ
妹「……今日は何もない、か。良かった」
女1「何が良かったって?」
妹「え…」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 13:51:29.52 ID:zL6QQECeO
妹「先輩がた……」
女1「他の誰かが兄くんに近づかないのがそんなに良かったの、そう」
妹「あ、いえ……」
女2「あなた、妹気取っておきながらほんとは兄くんのこと好きなんじゃない?」
女1「ちょっとその辺り詳しく聞きたいんだけど」
グイッ
妹「いや、私は……」
女1「いいからこっち、ちょっと話に来なさいよ」
妹「………!」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 13:56:00.13 ID:zL6QQECeO
部長「……色々ある、ねぇ」
部長「兄友にはああいったけど、やっぱり気にはなるな」
スタスタ
部長「あれ、あそこにいるのは……妹ちゃん?」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 13:56:26.68 ID:zL6QQECeO
妹「……あ、部長さん」
部長「どうしたの?大丈夫?」
妹「あっと、えぇ、……なんでもないです。全然!」
部長「……なんでもない子は目を真っ赤にしてないわよ」
妹「それは……」
部長「もしかして、また兄くんのことで何かあったの?」
妹「……。」
部長「原因は…やっぱりあの恋愛脳どもか。大丈夫よ、あんな奴等の言うことなんか気にしないで」
妹「でも……ほんとに似てないし、不細工ですし」
部長「そんなこと……」
妹「……いいんです。分かってますから」
部長「妹ちゃん!」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 14:00:19.45 ID:zL6QQECeO
部長「ねぇ妹ちゃん……」
部長「どうして“お兄ちゃん”なの?」
妹「それは……」
部長「……兄くんの話だとこの学校に入ってから毎日会える様になったんでしょ?ずっと一緒にいた訳じゃないのに、どうしてかなって」
妹「……。」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 14:01:19.20 ID:zL6QQECeO
部長「従兄弟だってのは分かってるけど、でも、妹ちゃんとしても誤解は避けたいんじゃない?あなた達の名字は珍しいから……」
妹「……でも」
妹「でも私が“お兄ちゃん”って言わなくなったら……本当に、兄妹じゃなくなっちゃう…!」
ダッ
部長「あ、妹ちゃん!」
部長「……行っちゃった」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 14:05:52.53 ID:ZJxQ3xy5O
従兄妹なのに兄弟じゃなくなる・・・なんかどろどろしてそうだな
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 14:07:04.18 ID:tdzTcGCJ0
俺も従妹にお兄ちゃんと言われていた時期がありました。
お兄ちゃんと呼ばれてなってからは・・・
「サル」
と呼ばれてますorz
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 14:19:19.79 ID:zL6QQECeO
部長「兄友!」
兄友「ん、なんだ?血相かえて」
部長「兄友、妹ちゃん見なかった?」
兄友「それがさっきの委員会に居なくてな、連絡したが返事がない」
部長「そんな……」
兄友「どうした、なにかあったか?」
部長「実はね、さっき……」
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 14:19:48.12 ID:zL6QQECeO
兄友「……そうか。それはまずいな」
部長「どうしよう、私、余計なこと言っちゃったかな」
兄友「悪気はなかったんだ。仕方ないだろ」
兄友「(……俺も気にはなってたしな)」
兄友「とにかくまだ見つからないのは心配だ。俺も手伝う」
部長「ありがとう。じゃあ私は部室を見てくるから……」
兄友「アイツのとこだな。分かった」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 14:22:24.73 ID:zL6QQECeO
妹「(……どうしよう、思わず逃げてきちゃった…)」
妹「(心配してもらってたのに……部長さんに謝らなきゃ)」
妹「(でも今は……駄目かな……)」
妹「(……お兄ちゃん…)」
妹「(……。)」
ドクンッ
妹「(あれ、なんだろ……)」
妹「(胸が……苦し……)」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 14:33:26.98 ID:zkMKPWD6O
チカラガホシイカ…?
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 14:35:08.55 ID:aIGWYZYo0
>>62
ふいた
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 14:46:15.20 ID:zL6QQECeO
>>62
「ここは……」
気が付けば暗闇の中に浮かんでいた。前も後ろも、上下すら分からぬ闇であるのに自分の身体だけがハッキリと見える。
『メザメタカ……“エラバレシモノ”ヨ…』
「な……っ」
妹は得も知れぬ感覚に戦慄した。その圧倒的な存在感に、見えずとも畏怖すべき対象がそこに居ると分かる。
『チカラガホシイカ…?』
それは低く――地獄の蓋が開くような声で言う。
「ちから……?」
妹は唇を震わせながらも問い返した。力、それは間違いなく誉められた用途に使えるものでは無いのだろう。
病に苦しむ兄を救うのではなく――全てを闇に帰す為の破壊の力。
妹は躊躇った。しかし先程自分に怒罵を浴びせかけた女1女2の顔を思い浮かべ……
びっくりするほどユートピア!
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 14:46:42.64 ID:rOKKyi1IO
兄何モンだよwwww
84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 15:29:49.06 ID:zL6QQECeO
なんだ……調子に乗ってバトル展開書いてしまったのに
まぁもったいないから中二の力で女1女2こらしめておきますね
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 15:31:43.18 ID:zL6QQECeO
<特別編1>
「あの時のアイツの顔!うけるわー」
「これで兄くんと仲良くなれるし、ゲットできたらマジ自慢ものじゃん?」
「だよねー」
ギャハハハ、と憚ることのない笑い声をあげて女1と女2は夜の町を歩いていた。
学校では閉められていたワイシャツのボタンも、若い肢体を見せつけるよう際どい所まで開かれている。
「……それがお前たちのやり方か」
女1らの顔に影が落ち、頭上から声が降ってくる。
女2が視線を上げると、不安定な塀の上に妹が立っていた。
「手加減は無用、我が内の“闇”よ…」
御意、と地の底から揺るがす様な声が響く。
それは女1女2が見上げる先――妹の身体そのものから発っせられたようにも感じられた。
87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 15:34:40.56 ID:zL6QQECeO
<特別編2>
妹はただ感情の籠らぬ目で二人を見下ろし、告げる。
「契約者の名において命ず……我が前に立つ敵を滅せ!」
影より這いずり出た無数の手が女1女2の身体へ掴みかかる。
「い、いや……っ!」
あり得ない光景に恐怖し、デタラメにもがく彼女らの手足はすぐに捕らえられ、悲鳴すら無情な手のひらに押さえつけられる。
「裂け!」
僅かに目元を歪めながらも――妹の声は高らかに命じた。
一本につき五つの爪、ナイフの様な尖端を表した手が女1女2に襲いかかり、辺りに血肉を撒き散らす。
石榴の断面を覗かせた彼女らは断末魔すら上げることはなく崩れ落ち、絶命した。
「お兄ちゃん、私もう戻れない……」
無惨な屍と化した女1女2の前を前に、妹の頬を一粒の涙が伝う。
その手は左の乳房を爪がたつほど握りしめていた。
(ビックリ=スルホド=ユートピア)
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 15:42:53.13 ID:eCa1qTvlO
特別編ktkrwwwwwwwwwwwww
92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 15:47:39.98 ID:YDZoojz60
正統派な中二クオリティwwwwwww
本編の方も期待
>>89
兄妹は実は従兄妹
女2人、嫉妬して妹をいじめる
妹、中二の力で仕k(ry 「兄と呼ばなきゃ兄妹じゃなくなる」と残して部長の前から走り去る
93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 15:47:40.76 ID:zL6QQECeO
何事も無かったかのように本編開始
(病院)
コンコン ガラッ
兄「あれ、兄友?」
兄友「(……ここでもない、か)」
兄「どうした、続けて来るなんて珍しいじゃないか?」
兄友「い、いや……」
兄友「(駄目だ、コイツには言えない)」
兄友「(しかし妹のことにはコイツが一番詳しいだろうし……いや駄目だコイツの性格上、自分のせいだと知ったら這ってでも捜しに行きかねん)」
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 15:49:28.06 ID:zL6QQECeO
兄友「(くっそ、やはり他の場所に…)」
兄「なぁ」
兄友「…ん?」
兄「その様子からすると、妹になにかあったのか?」
兄友「!?」
兄「図星か」
兄友「い、いや」
兄友「(勘、良すぎだろ……)」
95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 15:52:40.49 ID:Y3obOWu90
兄及び兄友かっこよすぎだろ
96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 16:04:11.07 ID:rOKKyi1IO
邪気眼wwwwwwwwwwww
101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 16:21:11.11 ID:zL6QQECeO
兄「……やっぱり、俺のせいなんだな」
兄友「ちが…」
兄「否定しなくていい。俺だって分からなかった訳じゃないんだ」
兄「八方美人で他人に皺寄せ。挙げ句に病気で倒れてこのザマだ。」
兄友「……お前が悪いんじゃない」
兄「だが本来ならアイツには関係のないことだ。妹を苦しめてるのは他でもない、俺の存在だよ」
兄「結局、俺はアイツに何もしてやれない」
兄「……もう、“兄”と呼ばれる資格もないのかもな」
兄友「兄……」
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 16:24:42.53 ID:3K+MqymI0
兄ちゃん元気だして・・・
111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 17:14:12.08 ID:zL6QQECeO
兄友「なあ、兄」
兄友「どうして妹はお前のこと、“お兄ちゃん”だって譲らないんだ?」
兄「……どうして?」
兄友「従兄弟なのに嫌に固くななのは、お前の言う“色々”に関係するんじゃないのか」
兄「……。」
兄友「俺には言えないこと、か」
兄友「お前が言いたくない、言わないでいいと思うならそれでもいい。だけど俺は、訳もわからないままお前達にそんな顔をされるのは嫌なんだ」
兄「兄友……」
兄友「話して、くれないか」
兄「……わかった」
113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 17:15:36.39 ID:zL6QQECeO
兄「いつか……いつかは言わなくちゃいけないと思ってたんだ」
兄「俺達は、従兄妹じゃない」
兄「戸籍上は従兄妹になっているが、血が繋がった兄妹だ」
兄友「(え……?)」
兄「……そんなに不思議なことじゃない。仕組みは簡単だよ。俺達の父と母が、名字と血を同じくした兄と妹なんだ」
兄友「!」
兄「昔は一緒に暮らしていたんだけど、やはり親戚中から非難をかってね。小学校に上がる前に引き離された。再会したのはこの学校に入ってからさ」
兄「父が再婚したから、俺には血の繋がらない母がいる。……そういう訳さ」
114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 17:15:42.09 ID:jBMP8GaiO
これ兄友もモテるだろww
115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 17:17:17.61 ID:zL6QQECeO
兄「黙っていて悪かった。ただ……兄友たちには知られたくない話でもあったんだ」
兄友「……馬鹿野郎」
兄「……騙していてすまない」
兄友「そうじゃねぇ!……何でもっと早く言ってくれなかったんだ」
兄友「誰にも言えないくらい辛かったんだろ。妹も……お前も」
兄「……!」
116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 17:18:19.97 ID:zL6QQECeO
兄友「大丈夫だ。それくらいで偏見持つほど人間の器は小さくない。だからもう、気に病むな」
兄「……兄友」
兄「……ありがとう」
ダダダダッ ガラッ
部長「兄くん!」
兄友「どうした、病院で走ったら……」
部長「それどころじゃないの!」
部長「妹ちゃんが倒れて、ついさっきこの病院に運ばれたって……!」
117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 17:24:08.44 ID:zNn+Ltmb0
やはり闇の力に呑まれて・・・ 支援
122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 17:54:09.24 ID:zL6QQECeO
>>117
<激闘編>
『緊急です、患者の様子が……あ、うわあああああ!』
「どうした、応答しろ!おい!くそっ、いったい……」
悪態を吐き、モニターに目をやった男が凍りつく。
小さな画面の内部では分厚いはずの病院のドアが、まるで卵の殻の様に易々と砕け散っていた。
そして悪魔の胎盤と化したそこから歩み出た影こそ緊急治療室内部を血の海へと変えた存在――血の様な赤に瞳を染めた妹の姿だった。
鬼女のごとくき顔に既に気弱な少女の面影はなく、ただ狂笑を浮かべながら次の獲物を捜している。
彼女の足元には溢れ出た<闇>が、不気味にうごめきながらその飢えた手を伸ばそうと待ち構えていた。
123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 17:55:28.61 ID:/FTll/z0O
そういうのはもういいから本編を
124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 17:55:37.16 ID:zL6QQECeO
<激闘編2>
「妹ちゃん!」
知らせを聞いて駆けつけた部長が息を呑む。あまりにも禍々しい妹の変貌に、彼女は言葉を失ったのだ。
「あれは……闇の力に呑まれている!?」
遅れて来た兄友も一目で事態を察し、顔を歪める。彼に肩を貸されている兄だけがただ静かに、妹の方を見つめていた。
「妹、ついにこの時がきてしまったか……」
125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 17:56:12.18 ID:zL6QQECeO
<激闘編3>
闇を従える妹を前に、兄の周囲には冷気が集まっていく。
「兄くん、妹ちゃんを止める気……?」
「だが兄、お前の身体は!」
「……以前<力>を解放した時は魂を蝕まれた。今、再び封印を解けばこの身が吹き飛ぶかもしれない」
「そんな、駄目よ!」
「だが、俺は同じ<選ばれし者>を血を引くものとして!そして何より兄としてアイツを救わなくてはいけないんだ!」
「兄!」
兄の左手には凍てつく風、全てを永遠の眠りへと誘う絶対零度の<力>が集まっていく。
魂を裂かれる苦痛に秀麗な顔を歪めながらも、彼は朗々とした声で叫び放った!
「全てを塵と帰せ!<エターナルフォースブリザード>!!」
闇は死んだ。スイーツ(笑)
126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 17:57:34.79 ID:zL6QQECeO
>>123
だって君ツンツンなんだもん
まぁ正直いうと歯医者が怖いんですけどね
遅刻してるし
127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 17:57:59.64 ID:zLXIuXkY0
エターナルwwwwwwフォースwwwwwwwwwwwwブリザードwwwwwwww
128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 17:58:35.49 ID:V+OOFNS80
パンツ脱いで待ってるんだよ
まじめにやれカス
133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 18:08:08.69 ID:zL6QQECeO
兄友「……え?」
部長「だから妹ちゃんが!屋上で倒れてたのを見つけたって先生が!」
部長「どうしよう…私が、私があんなこと言ったから!」
兄友「大丈夫だ、わかったから落ち着けって!……兄?」
兄「……俺と同じだ」
部長「え?」
兄「俺の時もそうだった。血の気が引いて、体が動かなくなって…俺……どうして気が付かなかったんだ…」
部長「そんな…」
兄「この病気は原因不明だって……まさか、遺伝性の?俺達の血が濃いから…」
兄友「しっかりしろ、兄!まだそうと決まった訳じゃねぇ!」
兄友「くそっ、とにかく妹の所へ……」
135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 18:15:40.58 ID:/FTll/z0O
遅筆すぎ
136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 18:19:34.34 ID:zLXIuXkY0
文句言うなら見なければ良いじゃん
>>135以外にも見てる人はいるんだしお前1人居なくなったところで誰も困らない
137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 18:22:18.58 ID:/FTll/z0O
>>136
なんでそういう結論になんの?頭おかしいの?馬鹿なの?死ぬの?
147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 18:58:11.54 ID:/rz6pf/s0
ID:/FTll/z0Oはずっと色んなスレ荒らしてるなw
148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 18:58:43.82 ID:zL6QQECeO
カツカツ
義母「なんですか?病棟だと言うのに騒がしい……」
部長「あ…すみません」
義母「兄のお友達?他の患者さんもいらっしゃるんだから、少しはわきまえないと」
兄「……義母さん」
兄友「!」
兄友「(この人が、兄の言ってた義母さんか……)」
149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 18:59:33.12 ID:zL6QQECeO
兄友「(美人だけど……なんか兄とは似てないな。顔とか、そんなんじゃなくて……)」
義母「……兄。あなたは寝てないと駄目でしょう?どうして起きようとなんかしてるの」
兄「義母さん、さっき妹が倒れたんだ」
兄「この病院に搬送されたの、義母さんも知らない訳じゃないだろ?」
義母「……でも、あなたは寝てなきゃ駄目よ」
兄「義母さん!」
義母「そんなことを言っても、“今の”あなたには関係ないはずでしょう?」
兄「!」
150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 19:00:14.32 ID:zL6QQECeO
部長「(グイグイ)」
部長「……ちょっと兄友、これどういうこと?」
兄友「話すと長いが行間で説明する。つまりだ……」
部長「…………え?」
部長「じゃ、じゃああの人は」
兄友「……妹と、兄の本当の母親が邪魔なんだろうな」
部長「妹ちゃん……」
兄友「兄があんなに人に対して態度が固いのは初めて見た。多分…よっぽど、なんだろうな」
部長「ウチに入学するまで会うこともできなかったくらい……」
兄友「兄……」
兄友「(そうか……だから妹は、いつも逃げるみたいに帰らなきゃいけなかったんだ)」
兄友「(義母に嫌われてる自分が居ると、兄に迷惑がかかるから……)」
159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 19:55:20.81 ID:zL6QQECeO
部長「……グスッ」
兄友「な、なんでいきなりお前が泣くんだ」
部長「だって……だってさぁ……私あんなこといっちゃったし……」
兄友「いや、だからそれは知らなかっただけで……」
部長「なんでこんな妹ちゃんばっかり……兄友でもいいじゃない……」
兄友「いや待て。それは待て」
部長「兄くんも妹ちゃんも…なんで皆もっと優しくしてあげないのよ……」
部長「“お兄ちゃん”って呼ばせてあげなきゃ……あの子、本当に兄妹じゃなくなっちゃうって……!」
兄友「部長……」
部長「もう嫌だ!もう怒った!」
兄友「え、あ、おい部長!?」
161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 19:56:03.86 ID:zL6QQECeO
部長「奥さん、ちょっといいですか!」
義母「……あなたは?」
部長「兄くんのクラスメートで妹ちゃんの部活の先輩の部長です!奥さん、なんで兄くんが妹ちゃんのとこ行っちゃいけないんですか!」
義母「あなたに口出しされることではないわ。兄にもし何かがあったらどうするの?」
部長「んなもんここで妹ちゃんを心配させてたことが具合悪くなります!兄くんはそういう人間ですよ!分かんないんですか!?」
義母「そんなこと…」
部長「あーるーんーでーす!兄くんにはあるんです!」
兄「(……部長が切れてる)」
兄友「(泣きながら切れてる)」
162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 19:56:56.29 ID:zL6QQECeO
義母「まったく……兄、なんなのこの子は?」
部長「(フーッ!)」
兄友「(威嚇すんな、落ち着け部長!)」
義母「兄は難病なんです。例え院内であっても不用意に出歩くなんて許しません」
義母「それにあの子が兄にと同じ学校に?
それは由々しき事態です。すぐに本家で対策を話あわなくてはね」
兄「!」
兄友「それって……兄と妹を会わせなくする気かよ!」
義母「親と過ちを繰り返されては困るんです。兄、その辺りはきつく言ってあったはずでしょう?」
兄「……アイツは俺の妹だ。邪推で滅多なことを言わないでください」
義母「どうだか」
兄友「そんな……本気かよ」
185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 20:42:40.09 ID:zL6QQECeO
わかった
今から幼女やるから仲良くしなさい
やる気をチャージする為にスレ開くから
194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 21:02:19.11 ID:zL6QQECeO
兄友「ちょっと待てよ!」
兄「兄友……」
兄友「兄、お前だってもう沢山なんだろ?今までどうしようもないって諦めてたのが嫌だったんだろ?」
兄友「今までのことは取り返しがつかないかもしんないけど、まだ間に合う!今だ、今行かなかったらまた後悔するんだぞ!」
部長「……兄くん」
兄友「兄、お前が行ってやらなくてどうするんだよ!」
兄「……。」
195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 21:03:07.26 ID:zL6QQECeO
兄「……“兄”らしく、か」
兄友「……。」
兄「義母さん」
兄「止めたければ止めればいい。でも俺は、もうこれ以上アイツを不幸にする奴を許してはおけない」
兄「……別に、俺もアイツもあなたを不幸にするつもりはないんです」
義母「……。」
義母「……好きにしなさい」
兄「……ありがとう、義母さん」
兄「待たせた。……早く妹のところへ」
部長「うん、うん…!」
196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 21:04:26.76 ID:HWhXQmx5O
「力が欲しいか」でサモンナイト思い出したww
199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 21:07:39.95 ID:zL6QQECeO
部長「それじゃあ、妹ちゃんのところに……」
トトトトッ
幼女「お兄ちゃん!」
兄「あ……」
兄友「ん?」
兄「……俺の妹だよ」
幼女「あのね、私、お見舞いきたの!」
兄「あぁ。ありがとう」
妹「(ニコニコ)」
兄友「……そういえば兄、“妹”が居るって」
兄友「(アイツのことだけじゃなかったんだ)」
兄友「(血の繋がりと戸籍の繋がり、いったいどっちが本当の“妹”なのか……)」
兄友「くそっ」
201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 21:08:16.67 ID:zL6QQECeO
幼女「あれ、お兄ちゃん今からお出かけ?」
兄「そうなんだ。……俺を待ってる奴がいてね。どうしても行かなきゃいけないんだ」
幼女「いかなきゃ、駄目なの?」
兄「そう。だからちょっとだけ待っててくれないか?」
幼女「うー」
兄「な?」
幼女「わかった!やくそく!」
兄「ああ、約束だ」
兄友「兄……」
兄「……待たせたな。行こう」
204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 21:15:51.64 ID:R5ryJmt5O
幼女wwwwww
こいつも力持ってんのかなwwwwwwwwwwww
214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 21:44:05.47 ID:zL6QQECeO
妹『……グス、グスッ』
妹『ヒック…お兄ちゃん……』
兄『妹、やっと見つけた』
妹『う……お兄ちゃん…』
兄『どうした、転んだか?それともまた苛められたのか?』
妹『(グスグス)』
兄『泣いてるばっかじゃ分かんないだろ。ほら、立てるか?』
妹『……うん』
215 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 21:45:00.02 ID:zL6QQECeO
兄『で、今日はなんて言われたんだ?』
妹『…どうして私には、おじいちゃんもおばあちゃんも居ないのかって……』
妹『ねぇ、なんでウチにはお父さんとお母さんしかいないの……?』
兄『……。』
兄『そんなの、妹は気にしないでいいよ』
兄『妹には俺がついてるから。おじいちゃんもおばあちゃんも居なくて大丈夫なんだ。ぜーんぶ俺が、妹の味方になるからさ』
妹『……ほんとに?』
兄『ああ、本当。約束だ』
妹『……うん!』
妹『私ね、お兄ちゃんのこと、世界でいちばん大好き!』
220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 22:03:48.50 ID:zL6QQECeO
妹『受かったは……いいけど……』
妹『……事務窓口って、何処なんだろう?』
ドゴッ
妹『!!』
妹『びっくりした……』
妹『これ、ボール?』
兄友『悪い!大丈夫、怪我ないか!?』
妹『あ、はい……』
兄友『ほんとに悪い!手元が狂って……って』
221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 22:04:28.45 ID:zL6QQECeO
兄友『あれ、アンタ…』
兄『妹!こんなところに居たのか』
兄友『あ……あぁ!』
兄『なんだよ、兄友。人の顔みるなり大きな声だして』
兄友『いや、だってお前、この子お前に似て……』
妹『……え?』
225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 22:17:08.39 ID:zL6QQECeO
妹「(お兄ちゃん、全部代わりにやってくれるって……)」
妹「(あの時から私、お兄ちゃんに頼りっぱなしで……迷惑かけてたんだなぁ)」
妹「(高校に入ってからも……ずっと、お兄ちゃんが病気になるまで……)」
妹「(私はこんなに駄目なのに……お兄ちゃんはずっと、すごいなぁ)」
妹「(……お兄ちゃんみたいになりたかった)」
妹「(結局、学校でも似てないって言われ続けて……兄友先輩と部長さんしか気が付かなかったんだもん……)」
妹「(……兄友先輩)」
妹「(一目で分かってくれたのは、兄友先輩だけだったよ……)」
妹「(私もお兄ちゃんみたいになれたら…きっと……)」
「――と、妹!」
兄友「……妹!おい、妹!」
兄「妹!良かった…なぁ、大丈夫か?妹、妹……」
226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 22:17:52.18 ID:zL6QQECeO
妹「あれ…お兄、ちゃん……?
部長「妹ちゃん!良かった…!」
妹「兄友先輩も……部長さんまで……」
妹「……お兄ちゃん、寝てなきゃ駄目じゃない」
兄「……馬鹿。お前、倒れてたくせに」
妹「(……え?)」
妹「(お兄ちゃん、泣いてる?)」
妹「なんで……」
兄友「……妹、お前デコからピン、とれてるぞ」
妹「え、あっ!?」
兄友「……馬鹿だな」
兄友「妹。お前、前髪おろしてた方が可愛いよ」
妹「!」
229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 22:23:54.16 ID:zL6QQECeO
以上、>>226で終われ。もう眠い
邪気眼すらも眠い
ダラダラ書いちゃったけど読んでくれた人ありがとう
スレ立てて始めて書いたから読み苦しい点あったらすまんかった
ツッコミどころとかあれば教えてくれると嬉しい
あとID:/FTll/z0Oの人気に嫉妬
233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 22:34:34.44 ID:zL6QQECeO
ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~♪
終了宣言の出たスレに奇怪な音が鳴り響く!
現れたのはストライプのニーソックスにかぼちゃパンツ、胸はツルペタの美幼女だっ!
彼女は手にしたハートのステッキをID:/FTll/z0Oに向けて振りかざす!
「おわった!ざまぁとか言った奴、この義理妹の存在を忘れたかぁ!」
ハートの乱舞!流星のキラメキ!
女の子のキュートな気持ちをいっぱいに詰め込んだ彼女は、正義の鉄槌を物理的にくだしにかかる!
「くらえいっ★」
ちゅどーん!
ピンク色の爆発と共に>>1の敵は跡形もなく粉塵微塵に消え去った!
「>>204が触れた私のことを忘れたの?馬鹿なの?死ぬの?やる気も萎え萎え釣られてざまぁ、だよっ★」
彼女は今日もこの駄スレのために戦っている!!!!!
ありがとう魔法幼女義理妹!
234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 22:36:11.58 ID:zL6QQECeO
すっきりした
246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 22:52:31.62 ID:zL6QQECeO
「むうぅ、今回の敵は手強いなぁ!」
魔法幼女はそのピンク色のほっぺを膨らませると、手にしたステッキを頭上にかざす!
「愛と正義と殺戮の妖精さん!私にキュートな力を貸して★」
説明しよう!魔法幼女義理妹の衣装ラブリーカボチャスイートは、
>>1の苛立ちと厨返しパワーを得てピンクシュガースク水へと変化するのだ!
「非建設的な意見しかしないドカスはもうカエレ!コードで首吊って××じゃえ!」
絶壁の胸が際立つ紺色のスクール水着に桃色の浮き輪を持った義理妹は、更に魔力を集中する!
核とかなんかそれっぽいオーラがID:/FTll/z0Oを包み込むと、粉砕!玉砕!大喝采!
>>1の敵は超個人的な恨みにより三代後まで駆逐された!
ありがとう魔法幼女義理妹!
つよいぞ!魔法幼女義理妹!
247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 22:55:33.83 ID:u8RC9qNA0
>>246
違う!!!罵るなら俺を罵ってえええええええええええ!!!!!!
幼女おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!
248 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 22:56:02.91 ID:/FTll/z0O
^^
250 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 22:57:10.37 ID:RUXg10nJ0
>>246
不覚にも吹いてしまったww
251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 22:57:10.71 ID:zL6QQECeO
みwwなwwwぎっwwてwwwきwwたwww
253 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 23:13:05.86 ID:zL6QQECeO
「さて、>>247さん。貴方はもう終わりと>>1がぶん投げたスレでもっとを唱えた訳ですが……」
>>247の机を挟んだ向かい側に座った妹は、その顔立ちに似合わない凍てつく視線を送っている。
「……まずです。魔法幼女のインパクトは分かりますよ?直前にレスされたやつですからね」
「でも罵ってくれってなんですか?アレは魔法幼女が>>1の超私的理由で正義の鉄槌をくだしているんです」
「あれはジャスティスですから邪な気持ちを抱かないでください。その……マゾヒストの気持ちなんてわからないんです!」
「それも私より小さい子なんかに……あり得ない……だから児童ポルノ法が……」
両手で肩を抱いた妹は、キッと目元をきつくする。
「これで罵られ満足ですか!>>247さん!!」
魔法幼女「Mでこられたら指示通りに幼女はこないよ!!」
254 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 23:17:10.97 ID:SkJ+YjhqO
この>>1好きだ
255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 23:19:03.75 ID:u8RC9qNA0
>>253
そ・・・そんな、なれない感じで精一杯罵られたら・・・・・
おら・・・おら・・・・
びっくりするほどゆうううううううううううううううとぴああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!
256 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 23:20:24.18 ID:zL6QQECeO
人物整理
妹:文化系ネガ少女。闇の力を宿す
兄:病弱イケメン。エターナルフォースブリザード使い。
兄友:兄の部活友。隠れモテ説あり
部長:妹の部活の先輩(部長)。特に何もない
女1:スイーツ(笑)だが妹の闇の力に葬られる
女2:同上
義母:兄の義母。>>1の苛立ちの具現化。
幼女:兄の義妹。魔法幼女。
さぁ……続きを書くエネルギーが貯まるまでは邪気眼暴走の時間だ
ククク……
264 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 23:27:44.08 ID:zL6QQECeO
「うっ……ひっく……そんなぁ……私はただ>>1に言われた通りに滅殺しただけなのにぃ」
悲しみにより魔法幼女義理妹の魔力が低下、身にまとった魔法装甲もその結合を弱めスク水が透けていく!
「>>261ちゃん、ごめん…ごめんなさぁい……」
魔法幼女は両手でステッキを握りしめると、肩を落としてトボトボと去っていった……
負けるな!魔法幼女義理妹!
明日があるさ!魔法幼女義理妹!
しょせんここは駄スレなのさ!魔法幼女義理妹!!!
269 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 23:31:33.74 ID:zL6QQECeO
>>262
暴走治まったら頑張る
>>266
本編→文中の時間
邪気眼→気分によって時空も歪む
270 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 23:37:08.50 ID:/FTll/z0O
女子中学生ですが誰かメールください☆
uso800xxx@ezweb.ne.jp
271 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 23:37:48.33 ID:mkjIPwCq0
>>270
いいから専ブラ閉じて寝ろ。な?
275 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 23:45:23.29 ID:zL6QQECeO
妹「>>270から強大な魔力反応!?」
兄「疑似出会い厨……まさか、禁断魔法・スレスト!奴め、このスレごと凍結し無に帰す気か!」
妹「スレ……スト…?」
兄「……破壊力だけなら俺のエターナルフォースブリザードをも上回る禁呪の術…くっ、まさかそこまで進行していたとは!」
妹「……お兄ちゃん」
兄「くそっこのままではアホの>>1は愚か優しすぎるスレ住民までが!」
妹「>>1は携帯厨、スレ立てなんか滅多にしないできない……」
兄「終わり…なのか?」
妹「……終わらせない。私やるよ、お兄ちゃん。私の中に眠る闇の力を解放する!」
カッ!!!!!
289 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[迎撃が間に合わない……だと!?] 投稿日:2008/11/18(火) 23:57:50.19 ID:zL6QQECeO
「ま、また私?流石にもう眠いよぉ……」
魔法幼女は大きな目を純白のフリルで覆われた手袋でこする。
彼女はまだ幼女なため、本来ならば9時には寝ていなければならないのだ!
>>1自身ID変わる直前までスレがもつとは思わなかった為のオーバーワークだ!
「諦めちゃ駄目よ、義理妹ちゃん!」
「え……お姉ちゃん、だれ?」
今にも船をこぎだしそうな魔法幼女の前に一つの影!
夜の空からブレザーとプリーツスカートに身を包んだ一人の少女が現れる!
「私は闇に呑まれた身……本来ならば魔法幼女シリーズには出てはいけない存在…」
「でももう黙っていられないわ!>>283の発言は禁句!スレ住民に仇なす者は私が××す!」
「お姉ちゃん!」
「いくよ、義理妹ちゃん!」
なんかこう凄い技が炸裂した!
なんかもうもう三番煎じを超えて作者も飽き気味だ!
ありがとう魔法幼女義理妹!
ありがとう邪気眼少女真妹!
290 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/18(火) 23:58:02.30 ID:R5ryJmt5O
ID /FTLL/ がどれだけ煽ろうとそれすら包括して文にする
>>1のすごいとこだな
そして幼女wwwwwwwwwwwwwwwwww
293 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 00:01:34.87 ID:5DzYL6dhO
兄「終焉予告……」
兄「世界の……終わりか」
兄「……。」
兄「例えこれが最期になろうとも、読んでくれた皆さんには精一杯の感謝を伝えたい。あと>>1には次のスレを立てる力が多分ない」
兄「妹たちには……愛していると伝えてくれ」
294 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 00:02:40.47 ID:5DzYL6dhO
ID変わったけど>>1です
どうもどうも
298 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 00:15:09.89 ID:5DzYL6dhO
兄「終焉まで……長い一瞬だな」
兄友「本編一段落した後もこき使われるか。お前も難儀だな」
兄「……妹たちほどじゃないさ」
兄友「で、結局このスレは滅ぶのか?」
兄「さぁ……それにはエターナルフォースブリザードの力を持ってしても分からないさ」
兄友「そっか。じゃあ遺言でも書いとくかな」
兄友「“途中から>>1が不慣れな真面目展開をしたせいで俺のキャラがぶれてました。恨みます”っと」
兄「じゃあ俺も、“途中から>>1が邪な目線で俺と兄友を見始めたのが気持ち悪かったです”……かな」
兄友「……まだ死にたくないな」
兄「……あぁ、お互いな」
邪気眼おちついてまいりました
弾けすぎてすまんかった
305 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 00:52:14.37 ID:5DzYL6dhO
携帯の中でなんか見つけた
非邪気だけど番外?
兄と妹の母親は、年齢に対して酷く若々しい女性である。
二十も離れた娘と並んでいてもよく似た姉妹と見紛うほどの容姿に加え、くるくるとよく変わる表情が尚更彼女に幼い印象を付け加えていた。
彼女はしばらく呆然と、成長した息子の姿を見つめていた。そしてみるみるうちに目に涙を浮かべると、脇目もふらずに駆け寄り息子をその腕に抱き締めた。
一切憚ることのない泣き声をあげる母親に対し、ありがとう、ありがとうと繰り返す兄。
その声を聞きながら妹は静かに泣いていた。
――しかしこの出来事は、妹の中に1つの疑念を生み出すことになる。
306 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 00:53:20.78 ID:5DzYL6dhO
『母は今でも父を愛しており、父によく似た兄に父を重ねて愛そうとしているのではないだろうか?』
『手の届かぬ父よりも、今そこに居る我が子を……』
雛鳥が最初に目にしたものを親だと信じて疑わぬように、母はひたすらに父の影のみを追い続けている。
愛する男と我が子から引き離され、その影を見ることすら禁じられていた五年間、その暗く長い月日にも彼女の時計は微動だにしなかった。
時が経ち想いが思い出として風化することを彼女自身が拒絶したのだ。
年を取り他の女のものになってしまった「父」よりも、自分が少女の頃に慕っていた若い男の姿をした「兄」に惹かれているのではないか?
妹は母が兄について語るときの熱っぽい目を見、そしてその奥に「何か独占欲のようなもの」が渦巻いているのを女に備わったある種の独特な嗅覚で感じとる。
そしてその時に『疑念』は『確信』へと変わり、彼女の胸に暗く冷たい根を張った。
――それは私の「兄」だ。
母に兄を奪われるという焦燥と嫉妬は妹自身でも把握しきっていない感情に火をつけた。
炎は瞬く間に彼女の内に広がり、今まで封じ込めてきた不満と反発を呑み込んで大きく渦巻き燃え上がった。
307 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 00:56:38.39 ID:5DzYL6dhO
全く本編とは関係ありませんが兄と妹の実の母親はこんなかんじ
人生に何ら影響を与えないトリビア
続きは明るくいこうかな
309 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 01:30:31.72 ID:opUdnUY70
妹「またラブレター……」ジー
兄「……」
妹「……ラブレター貰ったー」ジー
兄「……あれ?これこっちか」
妹「……おい」
兄「何だ?お前も懸賞に応募すっか?一枚やるぞクロスワード」
妹「大事な妹がどこの馬の骨とも知れぬ男に好かれてるのだぞ!何も言わないでござるか!」
315 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 03:02:54.29 ID:5DzYL6dhO
本編続きできたからゆったり投下するよー
詳しい説明はまたするよー
316 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 03:04:22.18 ID:5DzYL6dhO
(兄の病室)
妹「一時、退院?」
兄「そう。ごねてごねてごねまくって、ようやく医者が折れたんだ」
妹「じゃあお兄ちゃん、また学校に?」
兄「まだ部活には行けないけどな。付き添いつきで、ヨタヨタ登校だよ」
妹「でも、また学校これるんだ…!」
兄「あぁ。ようやくだ。…お前にも色々と苦労をかけたしな。いつまでも此処に引き込もってちゃいられないさ」
妹「うん、うん……!」
妹「お兄ちゃん、ほんとに良かった…!」
317 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 03:04:58.11 ID:5DzYL6dhO
(学校)
部長「兄友、聞いた!?」
兄友「何かは言われんと分からんが、多分アレだと断定して答える。聞いたぞ!」
部長「ね、ね、兄くんが帰って……」
兄友「わ、馬鹿、声を抑えろ!」
兄友「(……お前、下手に情報をばら蒔いてスイーツどもに知られてみろ。待ち伏せ抱き着きエトセトラ……兄が教室に辿り着く前に病院送りになるぞ)」
部長「(あ、そっか…!)」
部長「ゴホンッ……えっと、それで来週のど真ん中ストライクから待望の展開な訳ですが」
兄友「いやーこれはハピネスな現象ではないのですかねー部長さん」
部長「しかしですねー何時でもいいならもっと楽に時にしても良かったんじゃないですかねー?」
兄友「確かにですねー来週からテスト期間が……」
部長「ん?」
318 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 03:05:55.47 ID:5DzYL6dhO
兄友「ヤバいな」
部長「なにが?」
兄友「兄が。テストはヤバい」
部長「あ……」
部長「……兄くんの欠点、忘れてたわ」
兄友「ああ。俺も昨今の騒動でスッカリ失念してた」
319 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 03:06:36.61 ID:5DzYL6dhO
兄友「アイツはキラッキラで部活でも大活躍の一見完璧超人だが、しかし」
部長「勉強だけは、ほんっとにできないのよね……!」
兄友「……。」
兄友「いや……アイツの名誉の為に言っておくと、やればできる奴なんだがな」
部長「今回ばかりはどう見たってやってないでしょ」
兄友「入院してた分は考慮されると思うが……しかしテストが壊滅的なら最悪、留年もありかねん」
部長「周りに群がる女ども阿鼻叫喚ね」
兄友「キラキラでも勉強できなくて留年は……流石にカッコ悪いよなぁ」
部長「そんな兄くん、不憫すぎて妹ちゃんには見せられないわよ」
兄友「……やるしか、ないか」
部長「万年中の中でしかない私らで?」
兄友「なんとかならなくてもなんとかしなくちゃならないだろ……あの完全ゆとり脳は!」
322 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 03:29:47.30 ID:5DzYL6dhO
(病院)
コンコンコン ガラッ
部長「どうもー」
兄友「今日も元気か?病室ニート」
兄「ああ、二人とも。いらっしゃい」
妹「こんにちは」
部長「なんだ、妹ちゃんも兄くんとこで勉強?」
妹「今日は検査で早退したので……ついでに」
兄友「ほぉー、兄と違って関心だな……って、お前それ俺らの教科書じゃないか?」
妹「あ、ハイ。これはお兄ちゃんの……」
部長「一個上の数学って……妹ちゃん、分かるの?」
妹「えっと、なんとなく…ですが、公式を見てたら、なんとか」
兄「同じゼロからスタートしたのにコイツ、俺より先に理解したんだよ」
323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 03:31:09.35 ID:5DzYL6dhO
兄友「まさか……妹は成績優秀なの、か?」
兄「優秀もなにも、コイツはウチの奨学生だぞ?」
部長「奨学生って、勉強の方の?」
妹「いや……えっと…」
妹「ウチはお母さんしかいないから……私立のココに入るには勉強して、奨学金とるしかなくて……」
部長「え、じゃ、もしかして学年五指には入ってるってこと?」
兄友「この……アホみたいなマンモス校でか!?」
妹「いや…別に、そんな大したもんじゃ……」
妹「(テレテレ)」
324 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 03:32:38.74 ID:5DzYL6dhO
部長「奨学生、私はじめて生で見た!…今度のテストの為に願掛けて、拝んどこ」
兄友「俺も俺も」
妹「……え、え?」
兄友「しかしまさか、いや言われてみるとぴったりだけどなぁ」
部長「ほんっと、兄妹なのに天地の差ね」
兄「いやぁ、よくできた妹を持って俺は幸せだよ」
兄友「お前は……妹の爪の垢を煎じて飲め!」
兄「えー」
兄友「えーじゃない頬を膨らますな!お前がやると違和感が無いのが気色悪い!」
325 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 03:36:37.27 ID:5DzYL6dhO
>>324 最後の二行ぬけた……
兄「テレテレ」
兄友「擬音を口で言うなぁ!」
337 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 08:05:54.18 ID:5DzYL6dhO
(勉強開始)
兄友「(……これはヤバい)」
部長「(予想していたより遥かにヤバいわ)」
兄「あれ、ここ答えあわないなぁ……妹?」
妹「あ、それはね、この公式を変形させて……うん、ここの計算が間違ってる」
兄「そっか。ありがとな」
兄友「(俺達に分からない問題までもスラスラと……)」
部長「(奨学生、まさかこれ程のポテンシャルだなんて……!)」
妹「(ニコニコ)」
兄友「(しかも自分の勉強はとっくに終わってるっぽい!)」
338 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 08:06:29.21 ID:5DzYL6dhO
兄友「(くそっ、このままでは兄の友人、委員会の先輩としての威厳が……)」
部長「(私なんか部長よ部長!もう部活であの子に頭あがんないわよ!)」
兄友「(なんとしてでも挽回せねば……俺達の自尊心と存在意義の為に)」
部長「(ええ、妹ちゃんが良くても私の精神が耐えきれない)」
兄友「しかし……」
兄「なあなあ、ここはいったいどうやって解くんだ?あとコレと、そっから下も」
妹「あ、これは全部基本の応用だから……」
兄友「お前はもっと歳上としてのプライドを見せろ、兄っ!」
339 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 08:15:25.83 ID:7y7mam/uO
何部だったっけ?
341 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 08:21:41.24 ID:5DzYL6dhO
>>339
本編→(番外編→激闘編→幼女無双)→本編の続き
自分で言っててイミフ!
牛乳うめぇ!
343 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 08:27:40.22 ID:5DzYL6dhO
もしかして>>339が問うてるのは
兄・兄友→運動部(割りと強豪のレギュラー)
妹・部長→文化部(合唱とかその辺の中人数部活)
こういうことか!
344 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 08:40:00.56 ID:hDpMFGwwO
追い付いた…
いつの間にか/FTll消えてるな
348 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 09:26:39.31 ID:Z/51YRVGO
>>344
そっとしておいてやろうよ
350 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 09:32:54.58 ID:5DzYL6dhO
(勉強終了)
兄「よし……終わり!」
妹「ご苦労様です」
兄「うーん、なんか久しぶりに脳みそ使った気がするな」
部長「(終わった……)」
兄友「(敵の火力に終始圧倒されつつ終了した……)」
妹「(ササササッ)」
兄友「(?……また高速の引き際)」
妹「それじゃあお兄ちゃん、私はこれで」
兄「ああ。今日はありがとな」
妹「うん。部長さんも兄友さんも、失礼します」
タタッ
部長「あ、ちょっと待って妹ちゃん!……行っちゃった」
351 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 09:33:35.51 ID:5DzYL6dhO
部長「くぅ、今日こそは一緒に帰ろうと思ったのに!」
兄「ちょっとアクションが遅かったね」
部長「いつもの声掛けようとすると居ないのよ!」
兄友「……。」
兄友「兄、……妹はやっぱりまだ、お袋さんとは上手くいかないのか?」
兄「そう、すぐには解決しないさ」
部長「と、いうか、むしろこの前ので悪化させたりは……?」
兄「どうだろう。俺は全てに立ち会った訳じゃないからまだなんとも言えないんだが…」
兄友「だが?」
兄「……父さんに、全部話したんだ」
352 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 09:34:41.49 ID:5DzYL6dhO
兄友「親父さん、つまりお前と妹の?」
兄「ああ。本家に無理矢理つれ戻されて、基本的に黙殺されてる様な人だから今まで頼ろうとも考えなかったんだが……」
兄「兄友や部長に言われたことを思ったら、やらずに諦めるのは駄目だって。それで話した」
部長「…結果は、良かったんだね?」
兄「父さんは俺達の言い分は間違ってないって言ってくれた。義母さんとも話し合ってくれたみたいで、まだ本家には何も伝わってないらしい」
兄友「上々じゃないか」
兄「ああ、父さんが味方してくれたのは嬉しかった」
兄「……正直、妹たちを捨ててきたことを恨んでない訳じゃなかったんだ」
部長「兄くん……」
353 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 09:35:12.55 ID:5DzYL6dhO
兄「まだ問題が解決した訳じゃないけど、少しづつ前進はしている。二人には本当に感謝してるよ」
兄「……ありがとう」
キラキラドビャーン
兄友「!」
部長「!!!」
兄友「(馬鹿な、俺達までも呑み込む無意識のイケメンオーラだと!?)」
兄友「(直視したら取り込まれる!早くなんとかしないと……って)」
部長「い、いや、嫌だよ恥ずかしい!私は別になにも……ねぇ!?(バシバシ)」
兄友「痛っ!くそ、部長が呑まれた!兄、早くその切なくも愛しげな微笑を引っ込めるんだ!」
兄「……え?(キラッ)」
部長「!!!!」
兄友「そこで首を!かしげるな!アホ!」
兄友「(……もうやだこのツッコミ不足)」
354 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 09:49:38.74 ID:Z/51YRVGO
部長がやけに可愛く感じる・・・
355 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 09:54:47.71 ID:5DzYL6dhO
(妹教室)
妹友「妹ちゃん、何かいいことあったの?…なーんか、勝手に口が笑ってるよ」
妹「え、うそ!」
妹友「大丈夫大丈夫、可愛いかったから」
妹「もう、またそんなこと言って」
妹友「ほんとだってば。……ていうかなんだろ。最近妹ちゃん、何か雰囲気かわったね」
妹「え?」
妹友「悪い意味じゃ全然なくてさ、なんか前より明るくなったみたい」
妹「……そう、かな」
妹友「そうだよ!なんかすっごくいい感じ。髪型かわったからかな?その前髪、下ろしてた方がずっといいよ!」
妹「あ……」
妹「ありがとう…妹友」
356 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 09:56:59.24 ID:5DzYL6dhO
妹「(オデコ……兄友先輩の言った通り?)」
妹「……。」
妹「(……は、恥ずかしい!)」
妹「(私はお兄ちゃんみたいに素敵じゃないし、そうでなくてもトロいしグズだし……)」
妹「(……でも)」
妹「(前よりは顔を上げて歩ける様に…なったかな……)」
358 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 10:13:09.34 ID:uFVToBR5O
朝から読んでやっと追い付いた。
部長かわゆすwww
仕事中だが出来るだけ支援するぜ。頑張ってくれー
359 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 10:39:49.69 ID:5DzYL6dhO
部長はサバデレ
361 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 11:13:21.28 ID:5DzYL6dhO
(Xデー)
部長「あぁ…昨日も化学に泣かされ日本史に泣かされ……ろくすっぽ寝れないのに学校かぁ」
部長「部活が無いからまだクマできてても大丈夫だけど……って」
部長「……なにやら我が校の校門前がコミケ大手列の様な惨状になっている訳だが」
女A『キャアアアアアアア!』
女B『兄くん……兄くーん!!』
兄友『押さないでくださーい!走らないでくださーい!』
部長「……スタッフ?」
363 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 11:22:07.58 ID:5DzYL6dhO
妹「部長さん、おはようございます」
部長「ああ妹ちゃん、おはよう」
妹「……すごい人、ですね」
部長「ええ。キラキラに当てられた連中がこぞって発狂号泣してるわね」
妹「既に担架が出動してるの…見ました……」
部長「しかし妹ちゃん、てっきり前みたいに兄くんと一緒に登校してくるのかと思ったのに」
妹「本当はそうしたいねって話してたんですが、「危ないから逃げてろ」って兄友先輩が」
部長「まぁ…賢明か。妹ちゃんも病み上がりだしね」
364 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 11:22:34.24 ID:5DzYL6dhO
兄友『押さないでー!昨日まで入院してた奴を通してくださーい!!』
女C『ちょっと!!邪魔よアンタたち!』
兄友『群れてる方が通行妨害でーす!スイーツ撲・滅!退散してくださーい!』
部長「……一応きくけど、兄友はトラメガ持っていったい何をしてる訳?」
妹「お兄ちゃんの…ガードに回ってくれてます」
部長「ああ、列整理」
妹「“ダチを守るための聖戦”、だそうで……部活の皆さんが総動員されてます」
部長「あー、よく見りゃ本当だ。レギュラー全員が最前線でディフェンスしてるね」
妹「でも、県内有数の攻撃力を誇る皆さんですら、さっきから数メートルも前進できてません……」
部長「不甲斐ないわね」
妹「どちらかというと……状況が異常すぎるんじゃないでしょうか」
365 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 11:24:10.90 ID:5DzYL6dhO
女A「おかえりなさいっ兄先輩!!」
部長「おお、兄くんの前に一匹とびだすぞ」
妹「兄友さんも臨戦体勢です…」
『女子Aが あらわれた!』
『女子Aは なかまをよんだ!』
『女子B~Eが あらわれた!』
たたかう
→にげる
『兄友は 兄をつれて にげだした!』
『しかし まわりこまれてしまった!』
『兄友は(ry
『しか(ry
部長「……不毛ね」
妹「経験値も…貯まりませんしね……」
366 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 11:52:01.49 ID:5DzYL6dhO
女『キャアアアアアアア!』
兄友『イャアアアアアアア!』
部長「流石は兄くん、この騒ぎにも全く動ぜずキラキラを振り撒いてるわ……」
妹「兄友さんと部活の皆さんが頑張ってるから……なんですけどね」
部長「しかしあの様子、何だか見覚えがあるわね」
妹「お兄ちゃん……ですか?」
部長「あの…何事にも動ぜず微笑み%8
367 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 11:54:19.14 ID:5DzYL6dhO
女『キャアアアアアアア!』
兄友『イャアアアアアアア!』
部長「流石は兄くん、この騒ぎにも全く動ぜずキラキラを振り撒いてるわ……」
妹「兄友さんと部活の皆さんが頑張ってるから……なんですけどね」
部長「しかしあの様子、何だか見覚えがあるわね」
妹「お兄ちゃん……ですか?」
部長「あの…何事にも動ぜず微笑みながら優雅に手を振る様子……」
妹「有名人なんかとは違う……?」
部長「わかった。天皇陛下だ」
妹「!」
371 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 13:02:25.46 ID:5DzYL6dhO
妹「お兄ちゃんに兄友先輩……もうにっちもさっちも行ってませんが、予鈴までに教室につけるでしょうか…」
部長「大丈夫。時間からして、そろそろヒス魔が場を制圧するわ」
ヒス『――――!』
部長「おお、蜘蛛の子ちらすように大手列が消えていく」
妹「あれは…英語の久石先生ですね。あの、性差別に詳しい……」
部長「ていうかうるさいのよね。別名“ジェンダーババア”は伊達じゃないの」
ヒス『……!……っ!』
兄友『……!』
部長「おお、やられてるやられてる」
妹「大丈夫でしょうか?」
部長「いや、待って、兄くんが動くわ!」
372 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 13:02:52.03 ID:5DzYL6dhO
兄『……。』
兄『すみませんでした、先生(キラッ)』
ヒス『!!!』
部長「おお、病み上がりの憂いを帯びた儚げな表情がヒスを虜に!」
妹「もうなんでもありですね…」
部長「(大丈夫、頑張れ私)」
妹「……部長さん?」
部長「(この前はいきなりのキラキラドビャーンに負けたけど、油断しなけりゃ呑まれたりしないんだから!)」
妹「……あ、あの、えっと?」
部長「(スーッ、ハーッ)」
部長「よし。見てても疲れるだけだし、私たちは先に教室いってましょ?」
妹「あ、はい……!」
妹「(……なんだったんだろう、今の間)」
373 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 13:25:37.59 ID:mQ05TRgl0
血のつながった兄妹ということは妹にも兄と同じ能力の素質があるわけであって
前髪を下ろし可愛くなった妹にも十分可能性があるわけで
そこから考えられるのは 妹は俺の妹
376 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 14:20:35.63 ID:5DzYL6dhO
幼女が足りない
379 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 15:14:07.55 ID:5DzYL6dhO
>>377
グラヴィオン知らかったから携帯でぐぐった
すごく……美少年です
380 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 15:46:15.17 ID:5DzYL6dhO
(教室)
兄「兄友、どうもお疲れ様」
兄友「……なぁに……お前の為なら……お安い……御用さ」
兄「苦労をかける」
部長「予想していたこととはいえ、実にギタギタにやられたね、兄友」
兄友「おぉ…これで今年のバレンタインも絶望的だ」
部長「別に今更変わらないと思うけどねぇ」
兄「沢山貰っても食べ切るのは大変だぞ?」
兄友「……お前いますぐ病院にリターンさせたろか」
部長「しかし、流石にクラスの連中は慣れてるね。挨拶程度でお触りはしない」
兄友「まぁ、5分休みなんてそんなもんだろ」
部長「問題は次の休み時間、か。どうするの?」
兄友「……案ずるな、既に手は打ってある」
部長「ほぅ?」
兄友「まあ、兄友さんを信じてまってなさいってこった」
381 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 15:47:09.05 ID:5DzYL6dhO
キーンコーンカーンコーン
部長「(終わった……と同時にやってくる)」
部長「(この足音と震動!やはり多い!)」
部長「(その数推定十……二十……今にもドアを開けて入ってくる……やはり間に合わなかったか!兄友!)」
兄友「案じるな部長。これも我が策のうちだ!」
ガララッ
男A「よう兄!ようやく復帰したんだって!?」
男B「部活にはいつ帰ってくるんだよ!」
部長「(え……?)」
兄友「兄の帰りを待ちわびていたのは何も女だけじゃない。運動部有力選手だった兄は男どもにも人気なんだよ!」
部長「そうか…ガタイのいい運動部男子で兄の周りを囲んでしまえば……」
兄友「女子は近寄れないし、声掛けられてもまた後でってなる訳だ」
兄「すごいなー兄友は。俺には何するんだか検討もつかなかったよ」
部長「作戦、当の本人知らなかったのか……」
382 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 15:47:39.21 ID:5DzYL6dhO
男A「まったく、今朝はお前のせいで酷い目にあったぜ」
兄「まさかあんな騒ぎになるとは思わなかったけど……悪かったな」
男B「ほんとだよ。後でなんか奢れよな、兄友!」
兄友「はぁ!?俺かよ!」
男C「朝練中止にさせてまで部員全員引っ張りだしたのはどこの誰だ?あぁ?」
兄友「お前らだって二つ返事で同意しただろうが!」
兄「アハハッ」
ガヤガヤガヤ
部長「……。」
部長「……やっぱ、アイツらも男の子だね」
部長「……ふぅ」
400 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 21:24:18.57 ID:5DzYL6dhO
(妹教室)
妹「(ソワソワ)」
妹友「妹ちゃん?」
妹「(ソワソワソワ)」
妹友「いーもーうーとちゃん?」
妹「えっ!?」
妹「妹友……ビックリした」
妹友「ビックリしたって……妹ちゃん、兄先輩帰ってきて分かるけどさ、ちょっとは落ち着いたら?」
妹「あ、うん…そうだよね!落ち着かないと、変だよね……」
妹友「……?」
妹「(平常心、平常心)」
401 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 21:24:49.52 ID:5DzYL6dhO
妹友「妹ちゃんなんか様子が……って、その抱えてる荷物、なに?」
妹友「複数の包みに複数のお箸箱……あ、分かった。お弁当つくってきたんだ!」
妹「!!!!」
妹友「隠さないでもいいよ。それ、兄先輩に渡すんでしょ?」
妹「……。」
妹「……(コクン)」
妹「昼休みは無理なんだけど……私は今日午後から検査で、お兄ちゃんも用心して午前で帰るから、食べれるの…」
妹友「なんだ、もう下準備も完璧なんだ!良かったね、頑張って」
妹「う、うん……」
妹「(ソワソワ)」
妹友「(……あれ?)」
妹友「(でも二人分にしては量が多いような……)」
妹「(ソワソワソワ)」
403 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 21:33:19.28 ID:5DzYL6dhO
ガヤガヤガヤ
部長「(……)」
部長「(兄くんと妹ちゃんは実の兄妹。兄友は部活の仲間で親友みたいなもんだし、何よりアイツは妹ちゃんがお気に入り)」
部長「(その点、ただの先輩とクラスメート、か)」
部長「(……だからなんだとは言わないけどね)」
部長「(……)」
部長「(やっぱりちょっと、寂しいかな……)」
406 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 21:59:55.09 ID:5DzYL6dhO
兄「もう4限か。学校だと時間が経つのが早いな」
兄友「そりゃ、入院患者は毎日が日曜日だからな」
兄「馬鹿にするなよ?外に出て自主練もできないんだ、それこそ退屈で死にかけるんだぞ」
男A「……兄、お前まさか病室で筋トレなんかしてないよな?」
男B「ダンベルとか持ち込んで……ないよな?」
兄「え」
兄友「(図星です)」
兄「まっさかぁ!そんなん義母さんが持ち込ませてくれないよ」
兄友「(すみません俺が泣き落とされて差し入れました)」
407 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 22:00:17.32 ID:5DzYL6dhO
兄友「お前の部活への執念にはすさまじいものがあるな」
兄「だって、楽しいだろ」
男A「いやつまんないとは言わないけどさ……」
兄「本当は今日も、部活の様子を見ていきたかったんだけどな」
兄友「初日だけは!って、医者が断固として許さなかったんだろ?ごねまくってとった退院なんだ、それくらいは聞けよ」
男A「任せとけって、兄。俺らがお前の分まで修行してるよ」
男B「いつ兄が戻ってきても良いようにテスト前まで練習してんだ。お前も医者のいうことは守れ!」
兄「……うん」
408 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 22:00:51.25 ID:5DzYL6dhO
男A「だけど兄、早退するならまた俺達がガードに回った方がいいんじゃないか?」
兄「そんな大袈裟な。大丈夫、学校にタクシー呼んで帰るよ」
兄友「念の為に裏口までは俺がついていくから、まぁ心配はないだろ
男B「……でもよ、その金があるんだったらなんで今朝もそうしなかったんだよ?」
兄「え?」
兄「だって、久しぶりに制服着て登校してくるんだぞ?」
兄「自分の足で歩いて、通学路の自然を感じたいじゃないか……」
兄友「(でたな不思議発言)」
男A「(素で言ってるのは分かる。だが俺達には理解できん)」
男B「(まさに兄ファンタジア!)」
411 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 22:14:28.99 ID:5DzYL6dhO
(廊下)
部長「(……駄目だ。教室にいてもネガティブな思考に囚われるばっか)」
部長「(情けない。こんなガキっぽいことでこの部長さんが平静を乱されるなんて)」
部長「(とりあえずは気分転換を……)」
女1「ねぇちょっと、部長さん」
部長「?」
部長「あなたたち、隣のクラスの……」
女2「覚えてくれてありがと。で、いきなりでなんなんだけど、あなた兄くんたちと仲良いわよねぇ?」
部長「さぁ…」
女1「遠慮しないでもいいって。それでさ、なんだったらちょっと相談にのってくれないかな」
女1「――ねぇ、ぶちょおさん?」
412 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 22:16:25.33 ID:5DzYL6dhO
>>405
部長が可愛いがられてたから私も歪んだ愛を注いでみた
Bボタンは ないよ!
423 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/19(水) 23:56:35.26 ID:5DzYL6dhO
兄友「(左右に敵影なし、前方オールグリーン)」
兄「(バックオーラーイ!)」
兄友「(よし、突撃!)」
ダダダッ
兄友「……よし、追っ手は撒いたな。結構走っちまったけど大丈夫か、兄?」
兄「このくらい余裕だ。いつまでも人を病人扱いするなよ」
兄友「いや、実際に一時退院の病人だろうが……」
兄「俺は、元気だ!」
兄友「(……重症だ、主に頭が)」
兄友「ん?どうした、そんなに携帯を見つめて。腹でも減ったか?」
兄「腹が減ったから見てるんだ。今日の弁当がやってくる手筈になってるからね」
兄「でも、おかしいな」
兄「もうそろそろ、妹から連絡がきてもいいはずなんだけど……」
424 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 00:07:53.78 ID:nH2amvZlO
(階段)
妹「(遅くなっちゃった……こんな日に限って日直なんだもんなぁ)」
妹「(携帯も体育の時から妹友に預けっ放しだし……早くお兄ちゃんにメールしないと)」
妹「あ、妹友!こんなところに……」
妹友「……妹ちゃん」
――ドンッ
妹「え?」
妹「(嘘、落ち……!)」
ガッ ドサッ
425 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 00:08:58.99 ID:nH2amvZlO
妹「(………ぅ)」
妹友「……あ、嫌…」
妹友「…ゴメン、ゴメンね、妹ちゃん……!」
妹友「女1さんは部活の先輩で……やんなきゃお前もって言われて……それで……」
妹「妹友……」
妹友「う……っ」
ダダダッ
妹「あ、待って……!」
426 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 00:09:44.44 ID:nH2amvZlO
妹「痛…っ」
妹「(駄目だ、すぐには立てないや……)」
妹「(妹友、大丈夫かな)」
妹「(……お弁当)」
妹「(私と一緒に落ちたから……グシャグシャに……)」
妹「(……)」
427 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 00:12:41.12 ID:KpWn59u50
そんなん友じゃねえええよおおおお
友名乗ってんじゃねええよおおお
今から「妹仇」な
429 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 00:17:04.72 ID:nH2amvZlO
またID変わっちゃった……
ノリでしか書けない>>1は私だ!罵って!
432 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 00:26:32.57 ID:NClsUWMQO
女1が酷い目にあいますように…
433 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 00:33:45.52 ID:nH2amvZlO
部長「(女1さんと女2さん……話には聞かないけど、どう見ても狙いは兄くん、か)」
部長「(……めんどくさいなぁ)」
部長「(私に声を掛けたってのは、まあ兄くんと仲良くなるのに利用したいんでしょうけど)」
部長「(生憎私は……って前までは突っぱねてきたんだけどさ)」
部長「(……)」
部長「(私がやんなくても兄友がいるし、兄くんも妹ちゃんも子供じゃないんだから、自分でなんとかできるよね)」
部長「(いらないお節介、私が人の不評を買ってまでやんなくても……)」
女1「部長さん、さっき話してくれた兄くんが来る場所って……ここ?」
部長「そう、ここ」
女2「非常階段前か、どうりで探しても見つからないわけね」
部長「兄くんが妹ちゃんと待ち合わせする時は大抵ここを使うから、運が良ければ会えるかも」
部長「ただし私が話したってことは……」
妹「――やっぱり、いらっしゃいましたか」
434 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 00:37:29.09 ID:KpWn59u50
妹ヤンモードktkr
部長懺悔ルートだな
435 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 00:46:43.12 ID:nH2amvZlO
妹「お探しましたよ、“先輩方”」
部長「妹ちゃん、その怪我は……!?」
妹「……グズだから、階段で転んじゃって」
女1「あらあら平気ぃ?」
女2「汚れちゃって、カワイソー」
妹「……。」
部長「!」
部長「(まさか……こいつら!)」
妹「……私だけならいいんです。でも、無関係な子まで捲き込むなんて、もうこれ以上は耐えられません」
女1「……なんのことかしら?妄想?あなたが兄くんにまとわりつくのと同じ根拠ね」
女2「きっと罰が当たったのよ。苦しい人を更に苦しめてた罰がね」
部長「(酷い……)」
436 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 00:47:15.79 ID:nH2amvZlO
部長「(やっぱり…こいつらがあの時、妹ちゃんを泣かしたんだ……!)」
女1「ねぇ、ぶちょおさん?」
部長「あ……」
部長「(駄目だ、怒鳴り返す資格がない。私はコイツラを疑ってたのに…何もしないで……)」
部長「(私が……黙認したようなもの?)」
妹「平気ですよ、部長さん」
部長「!」
妹「いいんです。今まで、説明しなかった私がいけないんです」
妹「……お兄ちゃんも多分、許してくれると思いますから」
部長「でも、妹ちゃん…!」
部長「(もしコイツらに騒ぎ立てられたら、アナタは兄くんと会えなくなっちゃうのよ…!)」
437 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 00:48:13.88 ID:nH2amvZlO
妹「……先輩達には全てお話します。ですから、もう関係のない部長さんや妹友を捲き込むのは止めてください」
女1「何よ、随分偉そうに喋るじゃない!」
妹「……部長さん」
妹「そこのバッグの中に、今日渡すはずだったお弁当が入っているんです。もう食べられないんですが……預かってて貰えませんか?」
部長「え…」
妹「お願いします」
部長「(これ…兄くんへの……)」
妹「先輩方、ここでは人目につくでしょう。場所を移して貰えますか?」
部長「あなた達、ちょっと待っ……」
妹「……(ニコッ)」
部長「!」
部長「(……妹ちゃん)」
440 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 00:53:38.39 ID:nLskDbZD0
妹が苦労 不幸を背負うほど
ハッピーエンドを思い浮かべてしまう
そういう観点で見るとこんな展開でもすごいニヤニヤしてしまう
441 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 01:05:16.06 ID:nH2amvZlO
斜め上を飛んでいきたい
444 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 01:34:07.83 ID:nH2amvZlO
部長「(アイツら、妹ちゃんを連れて行っちゃった)」
部長「(……追い掛けなきゃいけないのに、怖くて足が動かない)」
部長「(私、最低だ)」
部長「(全部知ってたくせに、私が妹ちゃんを守ってあげなきゃいけなかったのに……!)」
部長「(もう、許してなんか貰えない。妹ちゃんにも兄くんにも兄友にも、止めなかった私は謝ることだって許して貰えない!)」
部長「(私は……もう……)」
兄友「――おい!しっかりしろ、部長!」
部長「!」
445 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 01:36:00.90 ID:nH2amvZlO
部長「兄友、兄くんも……!」
部長「どうして……」
兄「連絡がないから、嫌な予感がしてね」
兄友「さっき、この子がウチの教室に飛び込んできたのを男Aが教えてくれたんだ。……事態は大体わかってる」
妹友「……ぅ」
部長「(妹ちゃんが言ってた……)」
妹友「わ、私が、……悪いんです」
妹友「私、一つ下に妹がいて、女1さんに言われて、お前も妹も苛めるぞって、それで怖くて……」
446 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 01:36:49.49 ID:nH2amvZlO
妹友「……私、私が妹ちゃんを……っ」
兄「大丈夫」
兄「君のことは妹から良く聞いてる……優しくて、すごく良い子だって。だからもう、いいんだよ」
兄「妹も……君のことを許したんだろ?」
部長「……!」
兄「部長、何も取り返しのつかないことなんてないんだよ。」
兄「それ、アイツが作ってきた俺の昼飯だろ?」
兄「中にはちゃんと、弁当が4人分用意してあるはずだ」
部長「……あ、」
部長「妹ちゃん……っ!」
447 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 01:37:26.60 ID:nH2amvZlO
兄友「……。」
兄友「女子達へのフォローが大丈夫なら、兄、一刻も早く妹を捕まえた方がいい」
兄「ああ。……アイツを一人にして、良い結果にはならないだろうね」
兄友「ウチの優秀なレギュラー陣が校内を走り回ってるが、なにぶん広いだけが取り柄の学校だ。見つけるのに時間はかかるだろう」
兄「……部長、妹たちが立ち去った方向は?」
部長「そこの……裏庭の方。角を曲がった先からは見えなくなっちゃったんだけど……」
兄「充分だ」
兄友「兄、念のため応援は呼ぶか?」
兄「……元はと言えば俺が原因の禍だ」
兄「俺が直接、落とし前をつけてやる」
449 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 01:41:09.73 ID:LNiKbNwGO
「また、ブラスレイター」に見えた
450 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 01:46:54.18 ID:nH2amvZlO
>>449
「また、ブラスレイター……」
妹が駆る人型戦闘兵器(ガン○ム)のコックピット内部に衝撃が響く。
光線は機体の肩をかすめただけにも関わらず、その粒子彈にも耐えうる装甲を粘土の様に引き千切る。
「駄目だわ、この機体じゃ二度は防ぎきれない!」
未だ反応のない兄の機体を思いながらも、妹は自機のブーストを最大まで開け放った!
ブラスレイターってロボットものの必殺技みたいだね!
451 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 01:51:13.58 ID:NClsUWMQO
>>450
お前の頭ん中どうなってんだよwwwwww
452 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 01:53:29.43 ID:tNsI5Hal0
ブラ・・・擦れ・・・痛ー・・・
453 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 01:56:44.01 ID:nH2amvZlO
>>452
妹でやろうか部長でやろうか考えて乳の大きさを設定していないことに気づいた
みなぎり過ぎてそろそろ頭わいてきたぜ!
続きやってくる!
455 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 02:22:41.56 ID:nH2amvZlO
<番外・邪気眼的女復活の経緯1>
――それは紅い月の夜だった。
「>>321ちゃんの言う通り、魔法幼女にもマスコットはいるよねっ!」
魔法幼女義理妹は無邪気に笑うと、自身の魔力を集中した。
彼女が身に纏うのは紺色のスクール水着のみ。
肌を刺すような風の中であまりにも無防備な衣服に見えるが、実質は強力な魔法装甲である。
身支度を終えた魔法幼女は自身の魔力増幅機構――真っ赤なランドセルの力を解放すると、異世界から眷族を呼び出す術式を展開する。
「悠久の夜よ、偉大なる邪気眼の力よっ!我に応えて冥府の門を押し開けぇ!」
彼女が触媒に用いたのはかつて闇に堕ちた妹により葬られた少女二人の屍……大賢人>>327が示した血と肉であった。
彼女の魔力を以てすれば確実に成功するはず――しかし絶対の確率は歪み、術式は暴走を始める。
456 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 02:24:12.95 ID:nH2amvZlO
<番外・邪気眼的女復活の経緯2>
「だ、駄目、制御が効かな……いゃあっ」
魔力幼女の結界式は崩壊し、辺りには地獄の毒気がもうもうと立ち込める。
向こう側から現れたのは人にして人ならざるもの―――反魂により生み出された、おぞましき闇の権化だった。
『我ヲ滅ッセシ……ニクキ、妹』
邪悪なる意思につき動かされるまま、“それ”は虚ろな目で世界を睨む。
一度完全に闇へと堕ちた魂は光溢れる地上に舞い戻ったとしてもその輝きを取り戻すことはない。
エターナルフォースブリザードの因果凍結により記憶ごと魔を封じられた妹ですら、失った光は取り戻すこと叶わぬのだ。
――今、闇により無へと帰したはずの少女らは、最悪の禍人として現世に現れたのだ
>>415さん、そういうことです。
457 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 02:26:33.16 ID:nH2amvZlO
>>456 二重投稿……orz
<番外・邪気眼的女復活の経緯2>
「だ、駄目、制御が効かな……いゃあっ」
魔力幼女の結界式は崩壊し、辺りには地獄の毒気がもうもうと立ち込める。
向こう側から現れたのは人にして人ならざるもの―――反魂により生み出された、おぞましき闇の権化だった。
『我ヲ滅ッセシ……ニクキ、妹』
邪悪なる意思につき動かされるまま、“それ”は虚ろな目で世界を睨む。
一度完全に闇へと堕ちた魂は光溢れる地上に舞い戻ったとしてもその輝きを取り戻すことはない。
エターナルフォースブリザードの因果凍結により記憶ごと魔を封じられた妹ですら、失った光は取り戻すこと叶わぬのだ。
――今、闇により無へと帰したはずの少女らは、最悪の禍人として現世に現れたのだ
>>421さん、そういうことです。
461 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 03:15:03.42 ID:Z4AXuvf7O
今からでも遅くはない、さあ乳の大きさを設t
462 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 03:23:13.92 ID:nH2amvZlO
>>461
それが軽く定まってないんだよね
妹の妄想図は華奢貧乳だったり東条綾だったり
部長イメージはコードギアスの会長だったり眼鏡のショートヘアだったり……
よければ君たちの意見を聞かせてくれ
私はまた邪気眼と戦ってくる
463 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 03:27:34.85 ID:nJgRv0Kn0
職業はやっぱり作家関係なの?
464 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 03:32:38.68 ID:nH2amvZlO
>>463
ただの三流文系大学生
普段は細々とサイトで書いてるだけ
467 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 03:44:36.65 ID:KpWn59u50
本編まーだー?
468 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 03:52:54.06 ID:nH2amvZlO
>>467
超書いてる
469 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 03:59:36.91 ID:Jy3JDNW8O
まーたこの手のくだらないSSか
マジでいい加減にしろよゴミ共
470 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 04:08:22.96 ID:6IceSaeGO
ここから先は見えない敵(>>469)と戦うシャドーボクシングが始まるよ!!
良い子のみんなは真似しちゃ駄目だよミ☆
>>>>>FIGHT<<<<<
471 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 04:37:22.68 ID:nH2amvZlO
どんな顔をすればいいかわからない
472 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 04:38:37.50 ID:nH2amvZlO
妹「……先輩達は、私が“妹気取り”なのが許せないと仰りましたね」
妹「端的に言います。私と兄とは戸籍上の従兄妹、そして公にはしていませんが血縁上の兄妹です」
女1「……はぁ?」
女2「親同士が兄弟……近親相姦?」
妹「両親は兄と、妹でした」
妹「兄と父は本家に必要な後継、私と母は消してしまいたい面汚し。二年前までは厳重に引き剥がされ、手紙を交わすことすら禁じられてきました」
妹「私がもっと兄に似ていれば……また話は違ったのかもしれませんがね」
女2「……でも、兄くんはそんなこと一言だって…」
女1「出任せに決まってんでしょ!コイツ、とんでもない妄想家だっての忘れたの?」
473 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 04:39:39.60 ID:nH2amvZlO
妹「……あなた達がそうまでして否定するのは何故ですか?」
女2「何を今更、白々しい」
妹「答えてください!私が何をしましたか?妹友、あの子はいったいどうしてあんなことをしなくてはいけなかったんですか!」
女1「アンタが、何の取り柄もないアンタが兄くんの傍をウロチョロするからでしょうが!目障りなのよ!」
妹「何故です?妹が一人いた、それだけのことじゃないですか。いったい何が困るんです?」
妹「あなた達はただ、縮まらない距離に対する苛立ちをぶつけたいだけじゃないんですか!」
女1「コイツ!」
474 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 04:40:04.41 ID:nH2amvZlO
妹「……殴りたければ、殴ってください」
女1「!」
妹「私は先日、兄と同じ発作を起こしました。原因不明の難病、と言われています」
妹「……高額な治療費を払い続ける力も、体力も無い私がすぐに適切な治療を受けることができたのは、他ならぬ兄のお陰です」
妹「よく似た遺伝子型を持つ兄が同じ病院で治療を受けていたからこそ、私は軽度の症状で持ちこたえることができています」
妹「あなたが殴るこの体こそが、私達が兄妹だという証明なんです。どうぞ、打つなら打ってください!」
女2「女1、ちょっと顔は……」
女1「うるさい!!」
妹「っ!」
475 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 04:40:55.68 ID:nH2amvZlO
妹「証拠なら、本家に行けばいくらでもあります。……ですが、言葉で信じてもらえないのなら、私もアナタの言葉全てを認める理由がありません」
女1「うるさいっ!ただ他人の尻馬に乗ってるだけのくせに!」
妹「……あなたに何が分かるっていうんですか!」
妹「妹気取り、色目使い、私のことは何とだって呼んで構いません。私はただ、お兄ちゃんと一緒にいるだけでいいんです。それだけなんです」
妹「色んなものが邪魔をするけど、私は絶対に諦めない!その覚悟を決めてこの学校に来たんです!誰かを傷つけること以外なら、私はいくらでも、どれだけだって我が儘になれるんです!」
妹「私は負けない!本家にも、病気にも、あなた達にだって絶対負けない!負けたくないんです!」
479 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 05:16:24.53 ID:nH2amvZlO
風呂で恥ずかしい内容に恥じ入ってた
もう目も当てられない
>>1つまんねーぞカス!この携帯厨!
480 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 05:22:55.21 ID:0s+epK4o0
>>479
おまwww
485 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 07:03:44.94 ID:nH2amvZlO
兄「――そこまでだ」
女1「兄、くん…?」
妹「お兄ちゃん……」
兄「……君は、女1さんと言ったかな」
兄「君の気持ちは聞かせてもらった。しかし、それはあくまで漏れ聞いただけのこと。……全て、俺にぶつけるべきだった」
兄「俺は妹や友人、更に無関係な後輩までもを苦しめた君を許すことができない。恐らく、取り戻すには長い時間が掛かるだろう」
女1「そんな、でも……!」
兄「もう、君のやり方は見せてもらった」
兄「君がこの子たちに大きな傷を与えたこと、もっとよく理解して欲しい」
女1「……っ」
兄友「……兄、先生を呼んで来た。事情は部長が説明してる」
兄「ああ。後はそっちに任せよう」
487 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 07:08:00.63 ID:nH2amvZlO
妹「(……)」
妹「(終わった、けど)」
妹「(今更、体が震えてきちゃった)」
兄「平気か、妹」
妹「……うん」
兄「相手は上級だっていうのに、一人でよく頑張ったな」
妹「でも、お兄ちゃんみたいにカッコ良くはなかった」
兄「馬鹿、これだけやったら上出来だ」
兄「……俺のせいで迷惑をかけた。振り掛かるはずの火の粉が飛び火して、すまなかったな」
妹「ううん、これは私が悪かったから」
兄「だが……」
妹「いいよ、もう。……終わったみたいだから」
488 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 07:09:01.27 ID:nH2amvZlO
兄「……。」
兄「お前、あの約束おぼえてるか?」
妹「いつも一緒にいるっていう……アレ?」
兄「俺がお前になんでもしてやるっていう、アレだ」
妹「……。」
兄「俺が何もできなかった間にも、お前はアレを守ろうとしてくれていたんだな」
兄「……すまなかった」
兄「だから今日から一つ、新しく約束だ」
妹「……新しい、約束?」
兄「“こうなる前に、俺を頼れ”」
兄「お前にはちゃんと兄貴がいるんだ。病気で弱ってたって、俺はお前の力になれるんだからな」
妹「お兄ちゃん……」
妹「……うん!」
495 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 08:27:51.79 ID:nH2amvZlO
(帰り道)
兄友「結局、兄に始まり兄に終わる1日だったな」
妹「アハハ……まぁ、そうなりますか」
兄友「お前は特に大変だったろ。階段から落ちたり、ひっぱたかれたり、近年稀に見る大冒険じゃないのか?」
妹「はい、怪我で病院送りになったのは始めてです」
兄友「足首は捻挫だろ?よくもまぁ我慢できたもんだって、医者が引いてたらしいじゃないか」
妹「それが、怒ってる最中は何も感じなくて……脳内麻薬、効果絶大でした」
兄友「いや、物騒なことを力説すんなって」
496 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 08:29:32.50 ID:nH2amvZlO
兄友「……なぁ、少し聞き辛いんだが、さっき言ってた「覚悟してこの学校にきた」ってのは」
妹「……本当ですよ」
兄友「そう、か」
妹「奨学金を取れるかどうかも分からなかったし、本家に見つかったら痛い目にあいますから。腹をくくらないと駄目だろうなって」
兄友「兄は…その時なにも?」
妹「いいえ。そもそもお兄ちゃん、私が合格するまで受験してたことも知らなかったんですから」
兄友「連絡は、一切なかったのか」
妹「……消息すら。私がお兄ちゃんの学校を知ったのも偶然でしたから」
妹「ホラ、うちの名字は変わってるんで、ネットで検索するとすぐに引っ掛かるんですよ」
妹「お兄ちゃんが大会で優勝した時の記事を見つけて……そこに学校の名前が書いてあったんです」
兄友「……本当にたまたま、か」
妹「お兄ちゃんが記事に載るほど強くなかったら……多分一生見つからなかったと思います」
兄友「そうか」
497 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 08:30:50.86 ID:nH2amvZlO
兄友「今日の兄は、珍しく本気だったな」
妹「…そうですね、怒ってました」
兄友「部活の時のアイツも冷酷無比だが、今日のは更に迫力が違った。俺だったら泣きながら土下座しそうなレベルだ」
妹「やっぱり、復帰して早々あんなことをされたのが嫌だったんでしょうね」
兄友「……それも、大事な妹に手を出されてな。そりゃキレるか」
妹「私はそんな……むしろ、お弁当が落っこちちゃってお昼抜きになったことの方で腹がたったんじゃないですかね?」
妹「お兄ちゃん、見掛けによらずよく食べますから」
兄友「(……そういう問題か?)」
498 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 08:31:42.72 ID:nH2amvZlO
兄友「まぁでも、弁当は俺も恨みに思う」
妹「でも、ぐちゃぐちゃになってましたし……」
兄友「全然!あの程度なら普通に食えるだろ!……しっかしそれをなぁ、部長の奴」
兄友「号泣しながら弁当4つ食うって、そんな謝罪の仕方があるか?」
妹「まぁ、ありなんじゃないですか?私はすっごく嬉しかったですし」
兄友「お前が言うならまぁ…そうなんだろうが。しかし折角妹の弁当が食えるチャンスだったのに……」
妹「……?」
妹「あ、じゃあ、今度……また」
兄友「ほんとか!?」
妹「あんまり上手くは…できないんですけど……良かったら、是非」
兄友「YES!」
499 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 08:34:56.93 ID:nH2amvZlO
兄友「……しっかし、でもやっぱ許せんよなぁ」
妹「?」
兄友「顔だよ。お前、右の頬っぺた腫れてるだろ?連中、可愛い顔になんてことしやがる」
妹「(かわ……)」
妹「(!!!!)」
兄友「!?」
兄友「あ、いや、違……じゃなくて、違わない。そのまんまの意味だっ!驚かす気はない!」
妹「………!嘘だっ!」
兄友「いや、違う!前髪を下ろして顔を上げる様になったのが実に喜ばしい変化で……くそっ俺の言語能力じゃ説明でき……あっ!」
ダダッ
兄友「捻挫した足で素晴らしい加速!?おい妹、いもうとー!!」
兄友「……見えなくなるの早っ!!」
妹「(……!)」
妹「(ドキドキドキドキ)」
511 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 10:22:05.45 ID:nH2amvZlO
(翌日)
兄友「……で、結局アイツらの処分はどうなったんだ?」
部長「うん。昨日の話ではとりあえず停学1週間はほぼ確定みたい。でも本人達の様子を見てる限り、後輩への脅し以外にも結構色々出てきそうだよ」
兄友「帰ってくる線は……ないか」
部長「あれだけのことが露呈したからね、もう此処には居にくいだろうね…」
兄「俺としては残って、自分自身で行いの責任を果たしてもらいたいんだがな」
兄友「……皆がみんな、お前みたいに強い考えを持てる訳じゃないさ」
兄「……。」
兄友「しかし悪いな、教師の相手を何からなにまで頼んじまって。説明すんのもいい気分じゃないだろ?」
部長「……ううん、これは私がやりたいの」
部長「妹ちゃんも兄くんも私を叱らないから、これがせめてものケジメ。起きちゃったことがどうやって終わるのか、最後まで全部見ていたい」
兄友「部長……」
512 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 10:23:10.62 ID:nH2amvZlO
兄友「迷惑を被ったと言えばあの子、妹友も平気なのか?」
部長「どうだろう。……あの子、昨日はずっと泣いてたから」
兄「……こういうのは翌朝が勝負の分かれ目だからな。妹が電話して、今日は一緒に登校してるはずだ」
部長「妹ちゃん、本当に全然気にしてないんだね」
兄「ああ、アイツはむしろ、友達が苦しんでるのに気が付けなかったのを悔いてたよ」
兄「……無傷じゃないが、あの子とはこれからもっと仲良くなれるんじゃないかな」
部長「そっか…」
兄友「一応、全て丸くは収まりそう……だな」
513 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 10:26:51.82 ID:nH2amvZlO
『なぁなぁ聞いたか!女1と女2が停学だってよ!なんかさ、あいつらエグいイジメしてたらしいぜ!』
『嘘だろ?……女って怖ぇー!』
『いや俺、去年から奴等はなんか臭いと思ってたんだって!』
『後輩を階段から突き飛ばすとか…すっげぇな』
『馬鹿ちげぇよ、すげーのは病み上がりにも関わらず、通りすがりで正義の鉄槌をくだした兄なんだよ!』
『マジかよ!?』
『流石兄!』
『兄すげええええええ!』
514 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 10:27:16.69 ID:nH2amvZlO
兄友「人の口に戸は立てられぬ……か。しかし早いな、噂が回るのは」
部長「兄くん人気を反映して、いい感じに内容が改変されてるしね。また伝説増えたんじゃない?」
兄「流したのはお前たち……じゃないよなぁ」
兄「しかしだとしたらいったい誰だ?あの場所じゃ、偶然目撃するって訳にもいかないだろう」
兄友「ああ、俺にも事情を知ってる誰かが上手いこと情報を流したとしか思えんのだが……」
兄友「(……ん?)」
男A『~♪』
男B『~~♪』
兄友「お前ら……」
兄友「(念のため走らせておいたレギュラー連中が空気を読みすぎた……いっそこちらの良心が痛むほどに!)」
525 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 12:38:57.34 ID:nH2amvZlO
兄「……久しぶりの昼休みだ」
兄友「そうか、そりゃ良かった」
部長「良かったんだけど……ねぇ」
『あ、兄先輩!』
『兄くん!兄くんこっち向いてー!』
『ご利益!ご利益くれ、兄ーっ!』
部長「女子だけでなく男子まで……」
兄友「……お前、ついに御神体の域にまで存在を高めたか」
部長「あの噂がここまでの力を持つとは……」
兄「うーん、教室から出れないのは困ったな」
部長「そう言いながらも兄くん、またそうやって手を振るから……」
兄友「(拝まれてる拝まれてる)」
531 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 13:10:50.90 ID:nH2amvZlO
部長「見る間にギャラリーが増えていく……」
兄「……そろそろ腕がダルクなってきたな」
兄友「お前はいちいち手を振らんでいいめんどくさい!」
兄友「全く……このままでは妹との約束に間に合わないぞ。むしろ昼休み中にいけるか?」
部長「行くしかないでしょう。妹ちゃんを待ち惚けになんてさせない!」
兄友「いや馬鹿、あの人垣が正面突破できるわけないだろ!」
兄「……俺、もう腹減った」
兄友「ちょっとくらい我慢しろ!定刻に飯を食える病室と思うな、ここは戦場だ」
兄「んー……」
532 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 13:11:55.46 ID:9gM5dm2f0
予想を裏切って、妹部長フラグたってねえか?wwwwww
533 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 13:12:09.28 ID:nH2amvZlO
兄「我慢するの……よくないと思うんだ」
兄友「え?」
兄「……(スクッ)」
スタスタスタ
兄友「な、兄、お前それに不用意に近づいたら……!」
『(ドヨドヨッ)』
兄「あの……君たち」
兄「……腹減ったから、ちょっと通してくれないか?」
キララッ
兄友「おおっ……あれは!!」
部長「廊下を埋め尽くしていた群衆が、真っ二つに割れていく!」
兄友「モーセ!」
部長「旧約聖書のモーセだわ!」
534 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 13:14:03.45 ID:nH2amvZlO
兄友「教室から想像を絶する脱出をしたわけだが……」
部長「人間としてあれで良かったのかしら…?」
兄「あー……腹減った」
部長「あれ兄くん、そういやいつものお重弁当は?」
兄「いや、今日はないんだ。妹がリベンジで弁当作ってくれるっていうからさ」
兄友「!」
部長「!!」
兄友「(まさか…俺にはなんの相談もなしに、兄だけだと!)」
部長「(あのお弁当が、今日は兄くん独占!?)」
535 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 13:15:13.46 ID:nH2amvZlO
兄「弁当、ちゃんと量あるかな……」
部長「ね、ね、後でちょっと一口…一口でいいからちょうだい!」
兄友「部長、お前は昨日4つも食ったろうが!」
部長「うるさい!昨日と今日じゃオカズが違うかもしれないでしょ!」
兄「あのなぁ……誰にもあげないぞ。俺の大事な昼飯なんだから」
兄友「!」
兄友「(くっ、なんと淡白なリアクション!)」
兄友「(やはり昨日の別れ際のあれがまずかったのか……いや、そんなはずはない!だが妹の性格上、少々ストレート過ぎた感が……)」
兄友「……(ズーン)」
543 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 14:13:31.16 ID:nH2amvZlO
(中庭)
妹「お兄ちゃん!」
兄「妹、そろそろ来るって分かってたのか?」
妹「あ、いや……」
妹「人がズゴゴーって避けてったから、多分そうじゃないかなって……」
妹「遅いから心配してたんだけど、なんか平気だったみたいだね……」
兄「まあな。だけどお前こそ、てっきり妹友さんも一緒だと思ったんだが」
妹「……ついさっきまで一緒だったんだけどね」
部長「まだちょっと、顔合わせ辛いか…」
妹「でも、私の足を心配して、ここまでお弁当を運んで来てくれたんですよ?」
兄友「そうか、良かったな……って」
兄友「(でかっ!)」
兄友「(あれ、あの包みがまるまる一個の弁当か!?二段重ねってレベルじゃねーぞ!)」
兄「俺の弁当ー」
兄友「(全部食う気か!?)」
560 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 17:05:59.97 ID:nH2amvZlO
兄「兄友、弁当をみてくれ。コイツをどう思う?」
兄友「すごく…大きいです…って、違うわ!なんなんだよ、兄」
兄「いや、お前があんまり物欲しそうな顔をしてるから」
兄友「分かってんなら分配しないか、それ?ていうか明らかに一人分の量じゃないだろ?既にそれ大家族の御節料理規模だぞ!」
兄「でも妹、今日はこれ“俺の”だよなぁ?」
妹「あ、えっと…」
妹「一応お兄ちゃんに言われた通りの量よりは多めに作ってきたんだけど……」
兄友「(マジで!?)」
妹「お兄ちゃん、良かったら皆にも分け……」
兄「断る」
兄友「(ひたすらに拒絶!?)」
561 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 17:07:09.07 ID:nH2amvZlO
兄「俺は手ぶらな上に腹が減っている。しかも、お前の手には焼きそばパン等があるのに更に欲を出す」
兄友「パンが欲しいならやるが」
兄「……兄友、」
兄「いいか、どうしてもこの弁当に手をつけたいというのなら……この俺を倒してからにしてもらう!」
兄友「なっ……」
兄友「いや何を言ってんだ病み上がり!」
兄「……逃げるのか?」
兄友「なっ」
562 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 17:08:14.74 ID:nH2amvZlO
兄「偶然にもここには妹が見つけたボールがある」
兄友「いや、明らかにウチの部活の備品じゃねぇか」
妹「そして中庭だからバスケットのゴールもあったりします……」
兄友「確かにあるけど!」
部長「えー!勝負なら私もー!」
兄友「だからお前は昨日4つ全部食ったろ!」
兄友「だいたい兄、お前はずっと練習できてない体なんだ。こんなとこで無茶して馬鹿みたら笑えないぞ」
兄「……まるで俺が勝てないみたいな口ぶりだな」
兄「俺だって、一時は皆を率いる立場にいた身なんだ。……そうそう、衰えてる訳にもいかないさ」
―――バスッ
兄友「!」
兄「……いつかの決着をつけようじゃないか、兄友」
563 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 17:12:06.43 ID:w2CX9Ch/O
一転してスポ魂展開www
564 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 17:24:06.81 ID:nH2amvZlO
>>562
> ―――バスッ
兄がスリーポイントシュート的な投げ方で投げたボールが見事入った音
表現力(笑)日本語のちから(笑)
9時過ぎくらいまでバイトいってきま
580 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 21:33:24.74 ID:nH2amvZlO
――ドウシテコンナニ“似”テナイノ?
感情までも滅菌された様な空気の中、うつ向いた少女が痩せた膝を擦りあわせる。
向かい側には丸椅子に座る白衣の男、分厚いレンズの奥から彼女を冷めた目で見つめている。
「――さん」
答えはない。
瞬きの止まった目は呼吸による微細な動きのみを行なっていた。
「貴方は全く無関係の男性二人を自分の兄だと思い込み、つきまとうことで著しい精神的苦痛をお与えになった」
「更には止めに入ったウチの女性スタッフ二人を刺殺……と」
喉奥で小さくうめくと、少女は包帯の巻かれた手で頭を抱える。
男の視線が骨の浮き出た左手へ注がれた。
582 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 21:34:12.26 ID:nH2amvZlO
「“闇”といいましたか。貴方は常軌を逸脱した行動を取る際、別の人格が浮き出てくると主張された」
「もっとも、その人格がいるらしい左手は、ご覧の様に被害者の男性により切りつけられておりますが……」
少女は嫌々とばかりに頭を左右に振り乱す。
医者は無言で頷くと、カルテの上へ線を走らせた。
「……そろそろ、現実にお帰りになったらいかがでしょうか。貴方は彼の妹などではない。見かけただけの赤の他人であると」
「思い出せませんか?貴方の本当の血縁は誰か、本当の貴方は誰なのか」
「妹さん、貴方の本当の名前……ビックリ・スルホド・ユートピア!」
583 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 21:34:50.89 ID:nH2amvZlO
今あがって北産業
584 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 21:41:27.17 ID:PELJtoCE0
誰が
今
あがったって?
585 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 21:41:48.03 ID:i0NRrRKnO
なんだこれwwww
586 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 21:54:05.82 ID:nH2amvZlO
>>584
この
スレの
>>1(仮)
589 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 22:09:15.17 ID:PELJtoCE0
>>586
っていうか
お前が
1じゃねーかwww
600 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 23:12:28.53 ID:nH2amvZlO
バスケ部は目をつぶってください
601 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 23:12:57.28 ID:nH2amvZlO
兄友「兄、お前……」
兄友「……。」
兄友「わかった。半年前の勝負、今度こそ白黒ハッキリつけてやる。ただし言い訳は聞かないからな!」
兄「勿論。全力で来なよ、兄友」
兄友「やると決めたら負けるつもりもねぇよ」
兄「スタートは、あの時から?」
兄友「お前がボールを取った瞬間から、最後に俺を抜いたらお前の勝ちだ」
兄「ああ」
兄友「いくぜ」
兄友「(……やらなきゃいけないんだな、兄!)」
604 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 23:13:48.17 ID:nH2amvZlO
兄友「(……兄の名前は中学の頃から知っていた)」
兄友「(目を見張るほど素早い訳でも、人より背が高い訳でもない。だが、突くような攻撃で魔法の様に点を取る)」
兄友「(最初は……その理由すら分からなかった)」
兄友「(同じチームになって初めて、コイツの凄まじいまでのボールへの執着心、そして徹底した攻めの姿勢に気がついた)」
兄友「(兄は間違いなく、俺たちの誰よりも強い……そう皆が確信するのに時間はかからなかった)」
兄友「(俺達はコイツに部を任せるつもりだった。……俺も、皆がそうなるもんだと信じてた)」
兄友「(お前が病気で部から退くと聞いて悔しかった。だが何より悔しかったのはお前だろう、兄!)」
兄友「(あの日、お前がコートの真ん中で倒れてから止まってた勝負の行方、見つけてやる!)」
ダッ
兄「っ!」
兄友「(いかせねぇ!)」
605 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 23:14:18.13 ID:nH2amvZlO
兄友「(コイツの武器は切り返し!正確さと速さを三次元の動きに変えるその行動の速さ!)」
兄友「(だったら俺は“動かずに”止める!)」
兄「(……フェイントに、動じない?)」
兄「(くっ…)」
兄友「(兄、お前が居なくなってから俺たちは必死で練習した。穴を埋める為じゃねぇ、お前が帰ってきた時、何より最高のチームでいられる様に!)」
兄友「(だが俺は、お前にも勝ちたかった!)」
兄友「(見上げるだけじゃねぇ、対等の場所でお前と肩を並べられるように!)」
兄「……まだだ!」
兄友「!」
兄友「しまっ……抜かれ…」
606 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 23:15:01.79 ID:hOj0r/ImO
敢えて言わせてもらう
またプレデター…に見えた
607 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 23:17:11.95 ID:dD58mz+LO
>>606
よせッ!!
これ以上言うと>>1の邪気眼が…
612 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 23:53:23.38 ID:nH2amvZlO
兄「っ!」
グラッ
兄友「(……え?)」
部長「ボールが……シュートしようとした手から……」
兄友「(兄が、取り落とした…?)」
兄友「(どうして……)」
兄「……まだ、駄目だったか」
妹「……。」
部長「兄くん、なにが…」
兄「……手が、痺れて動かない。ボールを拾っても続けるのは無理そうだ」
兄友「!」
兄友「(コイツ、まだ病気の症状が残ってて……)」
613 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 23:53:57.40 ID:nH2amvZlO
兄「……兄友」
兄「この勝負は、俺の負けだ」
兄「俺はもう、全力でお前と戦うことすらできなくなってしまったらしい」
兄友「兄……」
兄友「ふざけんな、こんなのがお前との決着で…!」
兄「強くなったな」
兄友「!」
兄「……これでまたゆっくり、病室のベッドで寝ていられる」
兄友「お前……」
兄友「んなこと言ったら、まるで病人じゃねぇか…!」
兄「病人なんだよ」
兄「待っててくれたら治してみせる。まだ、帰ってくるのは今じゃないだけだ」
兄友「……だったら」
兄友「だったら勝負はお預けだろうが!俺はこんなので納得しねぇからな!」
614 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 23:56:10.97 ID:nH2amvZlO
>>607
<●> <●>{みてるよ
ただバスケのルール並みにプレデターが分からん!くやしい!
615 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/20(木) 23:56:50.03 ID:0qBX01uwO
しえ
616 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 00:06:08.28 ID:rgQGcow2O
兄友「次、また勝負だ」
兄友「舐められっぱなしじゃ俺だって寝付きが悪い。俺だって意地があんだよ」
兄友「いいか、全力全開手加減なしのお前とじゃなきゃ俺は決着がついたとは考えない。だから絶対、お前は俺たちの所へ帰ってこい!」
兄「……兄友」
兄友「……約束だ。恥ずかしいから二度は言わねぇぞ!」
兄「……。」
兄「……これで、大事な約束が3つに増えた」
兄友「だが、どれも死ぬ気で守れよ。破ったら針どころの騒ぎじゃ済まさんからな」
兄「……そのつもりだ」
617 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 00:06:54.55 ID:+VO22+bZ0
だめだ…何もかも>>1のネタになりそうで迂闊に喋れない
私怨
618 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 00:10:27.29 ID:1yN7Fpxo0
逆に考えるんだ
ネタにされたらスレが盛り上がると思うんだ
619 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 00:11:26.69 ID:dW2Y6xE9O
"左手"は添えるだけ…
620 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 00:11:31.28 ID:Pv3yt5VGO
>意地があんだよ
>全力全開
アレとアレか
621 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 00:15:17.80 ID:rksMTbA7O
>>617に激しく同意
支援
628 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 00:38:15.42 ID:rgQGcow2O
>>617 >>621
大丈夫コワクナイヨ……フヒヒ……
さみしんぼだから適度に絡めとって
>>620
まさか前者まで伝わるなんて
僕は敬意を表するッ!
626 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 00:33:38.62 ID:rgQGcow2O
部長「おーつかれ、青春少年達」
兄友「……いや、誰がだ」
部長「いやぁ、いいもん見させて貰ったわ。部長さん思わず感動しちゃった」
兄友「うるせぇ!恥ずかしいんだから茶化すな!観戦料とるぞ!」
妹「お兄ちゃん…平気?」
兄「ああ。もう痺れは取れてきた。箸を持つくらいなら平気だが……流石に、腹が減りすぎた」
妹「あ、じゃあ、お弁当に……」
部長「ちょーっと待ったぁ!!」
兄友「ん?」
部長「いや、なんか今ナチュラルに食べようとしてるけどさ、勝負の決着が持ち越しになったなら、景品だった妹ちゃんのお弁当はどうなるのさ?」
兄友「あ、……あぁ!」
兄友「(展開に引き摺られて根本的なものを忘れていた…!)」
627 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 00:35:00.10 ID:rgQGcow2O
兄友「なぁ兄、引き分けってことで俺とお前で等分するのは……」
兄「駄目だ」
兄友「(即答!)」
兄「さっき、「弁当に手をつけるなら俺を倒せ」と言ったはずだ。
倒さないと
手に入らないだろ?」
兄友「ぐっ…わかりにくいネタを……」
妹「お兄ちゃん…もうそのくらいで……」
兄「えー?」
妹「……えーじゃなくて、どんなに食いしん坊でも一人でこんなには食べきれません」
妹「兄友先輩と部長さんが食べても平気な量は詰めてきましたから、どうぞ、皆さんで食べましょう?」
兄友「………!!」
部長「やったぁー!!!」
629 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 00:38:57.76 ID:Pv3yt5VGO
気付けば妹と兄友は>>499からまともに話してない希ガス
フラグをどうするのかwktk
633 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 01:00:04.21 ID:rgQGcow2O
妹「(ドキドキ)」
兄「じゃあ開けるぞー」
妹「……どうぞ」
パカッ
兄友「(こ……これはっ!?)」
兄友「(俺には料理のことは皆目わからない…)」
兄友「(しかしこの弁当箱全体から放たれる圧倒的な存在感!間違いない、本能がクオリティの高さを俺に教えている!)」
兄友「(これが、学業奨学生の力なのか……!)」
部長「やったー!すごーい!」
妹「あ……いや、その……」
部長「昨日といい妹ちゃんのお弁当はスゴイねぇ。これだけ詰めるの、やっぱ大変だったんじゃない?」
妹「(テレテレ)」
兄「ちなみに材料費は昨日徒歩登校して浮いたタクシー代だったりしてね」
部長「では早速っ!」
兄友「いただきます……っ!」
635 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 01:10:48.10 ID:rgQGcow2O
部長「いなり寿司!まさか妹ちゃんが作ってくれたいなり寿司が私の手の上に舞い込むなんて……!」
兄「それは俺のだ」
兄友「兄、お前はどんだけ食い物を独占したいんだ」
兄「兄友、そのアスパラは俺が育てた」
妹「八百屋さんで買いました……」
部長「リンゴがウサギ!リンゴがウサギー!」
兄「それも食後に俺が食べる」
妹「お兄ちゃん、お見舞いで貰い過ぎて飽きそうたって言ってたじゃない……」
兄「でも食べるぞ。妹の持ってきたグレープフルーツも食べる」
兄友「……もはやツッコミは無駄なのか」
636 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 01:11:15.75 ID:rgQGcow2O
兄「こら妹、その一角は俺の勢力圏だぞ」
妹「……私がカニカマ好きなの知ってるくせに」
兄「ここまで空腹を我慢したんだ。作ったお前と言えども妥協はしないぞ」
妹「むぅ…」
兄友「(そう言いながら、食べる量は倒れる前の半分以下か)」
兄友「(……)」
部長「お、兄友スキあり!エビフライ貰った!」
兄友「ってオイ!一人頭二匹計算の調和を乱すな!それは俺が残した最後の……」
部長「フモッフモフモモ!」
兄友「信じらんねぇ……食いやがった……」
637 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 01:13:10.36 ID:1yN7Fpxo0
兄、さりげなく死亡フラグが立ちつつあるような…
639 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 01:15:08.21 ID:rgQGcow2O
>組み合わせ
想い人の暴走を心のどこかで嘆きつつも、「いい友人」としての距離を保つため悲恋と知りながら尽くし続ける恋
女1←女2の百合
イチオシ
641 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 01:37:39.40 ID:vi9tXTTKO
すげえwwwマジで>>1の頭の中どうなってんだwwwww
643 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 02:02:00.50 ID:rgQGcow2O
部長「ちょっと兄くん、その手を引かないと私の固有結界が炸裂するわよ」
兄「……部長こそいいのか?俺のエターナルフォースブリザード使ったら相手死ぬぞ?」
部長「なら私は重力を操り“光速”の異名をとる高貴なる女騎士よ!」
兄「だがグレープフルーツは俺が食べさせてもらう!」
ギャーギャー
兄友「……なんで奴らは食事終了間際でもあんなにテンションが高いんだ」
644 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 02:03:03.42 ID:rgQGcow2O
ツンツン
妹「兄友先輩……」
兄友「妹?」
妹「あの……昨日言ってたのに、“兄友先輩のぶん”を作ってこれなくてすみません」
妹「脳内麻薬が切れちゃうと……台所に長いこと立ってられなくて、なんとか一個は作ったんですが…ごめんなさい……」
兄友「!」
兄友「あ、いや、そうだよな。捻挫してるんだから台所に立つのも辛い……考えてみりゃ当たり前だ」
妹「すみません……」
兄友「いや、いやいやいや!俺の方こそ舞い上がって考え足らずで……悪かった」
妹「いえ、兄友先輩、あの……」
645 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 02:04:28.13 ID:rgQGcow2O
妹「あ、あの、こんなので平気なら…先輩がご迷惑じゃなかったら、また……!」
兄友「……いいのか?」
妹「(コクコク)」
兄友「悪いな、ありが……」
部長「話は一部きかせてもらったぞ!!」
兄友「うおっ!」
妹「!!!」
646 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 02:05:03.34 ID:rgQGcow2O
部長「兄友ズルいわ。ええ、抜け駆けでお弁当頂こうなんてズルすぎてズルズルのズッルズルよ!」
兄友「いや、これは……」
部長「ねぇ妹ちゃん、大変じゃなかったらさ、コイツのついでに私の分も作ってくれないかなぁ?」
妹「……部長さん…いいんですか?」
部長「モチロン、材料費なんかは先に渡しておくからさ」
妹「あ、えと……私なんかので良かったら、喜んで…!」
兄友「(なに!?)」
部長「やったー!もう妹ちゃん大好き!こんな後輩持てて部長冥利に尽きるわぁ」
妹「(テレテレ)」
648 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 02:05:56.94 ID:rgQGcow2O
兄「……。」
兄「まぁ気を落とすなよ、兄友」
兄「俺以外の奴に単独で弁当を作る約束をするなんて、アイツもしかしたらお前の為に頑張ろうとしてたりして…」
兄友「え……?」
兄「でもただ単に料理するのが好きだったりして」
兄友「!」
兄「お前の自意識過剰だったりして?」
兄友「!!」
兄「おいしい笑顔がみたいからー」
兄友「(ズーン)」
649 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 02:06:30.45 ID:XjIXPY3+0
部長×妹とかいいなぁ
650 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 02:11:22.81 ID:rgQGcow2O
>>641
ヲタク標準脳(鬱多め)
言語システム炎上
こんな私もあと少しで年金を払います
>>642
中途半端なとこで落ちたり尽きたりしたら>>580→>>582の精神病棟妄想ヲチで
全てをぶん投げる
653 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 02:24:38.88 ID:1rul67pd0
宍戸さん最高です
656 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 02:54:02.15 ID:sk4gjewgO
>(テレテレ)
かみちゅ! の、ゆりえにしか思えない。
657 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 02:54:47.86 ID:rgQGcow2O
昨晩52分しか布団にいなかったことを失念していた
658 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 03:08:16.11 ID:KeRZzcsA0
52分?
1時間以上いたような気がするのは気のせいか
659 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 03:30:34.15 ID:rgQGcow2O
>>653
ボッ
>>658
じゃあまだ寝なくてもいっか!
そういや徹夜すると翌日いきなり白目を剥きながら痙攣し気絶してしまう友達がいた
あの子じゃないから余裕
670 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 07:58:08.72 ID:rgQGcow2O
――皮膚の焦げる臭いがする。
「……っ!」
深夜、妹は堅い病室のベッドの上で身を起こした。
彼女の細い肢体は入院患者用の簡素な服に包まれ、薄い胸が呼吸の度に上下するのをそのまま見て取らせている。
肌が炙られている。服を着て寝ていたにも関わらず、ただ「熱い」。
肩から背中の神経を焼き切る様な痛みに、彼女の神経は悲鳴を上げる。
「あ……っ、あぁ…」
腕が我が身を掻き抱き、身体全体で震える様に息を吐く。
月明かりが彼女の白いうなじを照らし出し――そして現れ出ずる闇、彼女を襲う実態無き業火を濡らす。
落ちる汗の隙間からあがる苦悶の声も、激痛の波に押し潰されて消えかけた。
「(お兄、ちゃん……!)」
虚空を見つめ、切れそうな程に見開かれた妹の目が血の様な紅に染まっていく。
彼女は消えかける意識の中、最後にただ兄のことを想い……切れた。
妹の背中に燃える黒炎は二本の直線を描き、滑らかな素肌に焼けただれた痕を刻みつける。
それは闇に服従せし者の証――<魔女ノ十字架>と呼ばれる逆十字の烙印であった。
671 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 07:59:41.15 ID:rgQGcow2O
言いそびれてたけど保守に支援本当にありがとう
まだ布団から出てもいないんだけど
とりあえず朝は邪気眼だよね
675 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 09:16:01.34 ID:rgQGcow2O
「――――。」
兄は耳鳴りにも似た感覚の中で、静かに夜を見つめていた。
エターナルフォースブリザードによる<因果凍結>、巨大な術式の発動により彼の身体はその生命力が枯渇する程のダメージを負っている。
四肢は痺れ、未だ寝台の上を這いずることすらままならない。
しかし兄は不自由な故に研ぎ澄まされた感覚で、鋭敏に迫り来る者の気配を感じとっていた。
世界中の黒を煮詰めたよりも更に深い黒、一条の光すら差し込まぬ絶対の影。
――奈落の蓋を開けたことにより覗きこんだ<虚>が、今再び死の腕を伸ばし迫りつつある。
予感は確信となって兄の悪夢を呼び覚ます。
震える手が拳の形で固く握りしめられていた。
676 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 09:40:18.59 ID:rgQGcow2O
(放課後・体育館)
兄「ココも、随分と久しぶりになるな」
ファイッオー ファイッオー
兄「……。ウチだけ調子外れなのも相変わらず、か」
男A「お?」
男B「誰かと思えば珍客が」
男A「おい兄!お前来てたのか!」
兄「あぁ、見つかったか。……練習、少し見学させてもらってるよ」
男B「「サボってないか監視しにきた」の間違いじゃないのか?」
兄「なんだお前達、俺が説教しなきゃいけないほど腑抜けた部活してるのか?」
男B「おお怖。鬼の居ぬ間になんとやら」
677 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 09:41:25.26 ID:rgQGcow2O
男A「兄友なら今コーチに呼び出されてるんだが、呼んでくるか?」
兄「いや、構わないよ。帰り際に少し寄ってみただけだから。お前達も気にせず練習に戻ってくれ」
男B「そっか。……しかしそう、言われてもなぁ」
男A「久しぶりに顔を出した伝説のシューティングガード様を、放置しておくってのも無い話だろう」
男A「どうだ兄、ちょっとだけボール触っていかないか?」
兄「……残念だが、大事をとって遠慮しておくよ。もうそろそろタクシーも来る頃だしな」
男A「そっか」
男B「また来いよー!」
兄「……。それじゃあ、な」
686 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 11:33:36.46 ID:sm/4bqErO
ここだけの話、俺部長と結婚するんだ
690 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 12:54:52.61 ID:Pv3yt5VGO
部長をかんなぎの美術部長にするとしっくりくるが…なんかなぁ…
691 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 12:59:19.15 ID:cURWtsVu0
部長と妹くっつけ……
俺の頭の中では、部長=ミレイなわけです
五月五日に食べる、ちまき?って美味しいよな。笹に包まったもち
692 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 13:19:08.55 ID:rgQGcow2O
(女子寮)
妹「すみません部長さん、荷物…運んでいただいてしまって」
部長「全然!妹ちゃん足怪我してるんだし、なによりお弁当ごちそうになったんだもの。これくらいやって当たり前よ」
妹「…ありがとうございます」
部長「っと、ここが妹ちゃんの部屋か。……あー、やっぱ片付いてるなぁ」
妹「どっちかというと寮なんであんまり物を増やせてないだけ、みたいな……元々持ち物もあんまり多くないですし」
部長「お母さんのいる実家は遠いんだっけ?」
妹「はい。でも普段は仕事で全然帰ってこなくて…普段はよくお婆ちゃんの実家にお世話になってました」
部長「聞けば聞くほど……大変ねぇ」
693 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 13:20:03.99 ID:rgQGcow2O
部長「でも妹ちゃん、寮だったらお弁当作るの大変だったんじゃない?この重箱とかも、あなた一人じゃ使わないだろうし……」
妹「寮母さんがいい人で、台所が空いている時間なら使わせてもらえるんです」
妹「お重は流石に無いんで…お兄ちゃんが秘密裏に家から持ち出してきたのを使ったんですが……」
部長「え……こんな図体でかくて高そうなもん消えたら、マズくないか?」
妹「それがお兄ちゃん曰く、本家の物置にゴロゴロしてるらしいです……」
部長「……前々から思ってたけど、あなた達の言う“本家”って、もしかしてかなり立派な家なんじゃない?」
妹「話に聞く限りだと山単位で土地を持ってるとか…持ってないとか……」
部長「やっぱり。だから後継ぎとか格式とかに厳しいんだ」
妹「お母さんと私は本家から勘当されていますから……ちゃんとした記憶は無いんですがね」
694 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 13:20:57.42 ID:rgQGcow2O
部長「?」
部長「あれ、この部屋……鏡が無い?」
部長「私の友達は皆デデーンとしたのを持ち込んでたんだけど、妹ちゃんは使わないんだ?」
妹「あ、いや……」
妹「……手鏡くらいはあるんですが、私、どうも自分の顔をじっと見るのが苦手で…」
部長「だから鏡が無いの?もったいない!」
妹「……だって私、不細工ですから」
部長「なんで?」
妹「お兄ちゃんに……似てないし」
部長「……妹ちゃん」
696 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 13:21:52.62 ID:rgQGcow2O
部長「うりゃっ」
ブニッ
妹「!?」
部長「なにを言ってるのよもう!こんな可愛い顔をしておいて!うりうりっ!」
妹「へ、へも…」
部長「兄くんに似てないってさ……顔つきの系統が違うだけで不細工ってことは全然ならないと思うんだけど!」
部長「あなたが可愛いのは私と兄友が保証してあげるから、もっと自信もちなさい!」
妹「………ううっ」
697 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 13:34:58.73 ID:Pv3yt5VGO
部長悪ノリ
↓
嫌がる妹、せまる部長
↓
はだける妹
↓
折悪く兄友登場
↓
妹「いやああっ!出てって下さい!」
兄友×妹至上主義です
698 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 13:37:01.47 ID:XjIXPY3+0
いやいや、ここは
嫌がる妹を無理矢理犯す部長
↓
最初は嫌がってたけどだんだん快感に目覚める妹
↓
ついには自分からおねだり
部長×妹だ
699 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 13:39:34.34 ID:Wrm2NJEKO
>>698
おまえとはうまい酒が(ry
700 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 13:46:57.66 ID:Sbvmumta0
いやいやいや
部長悪ノリ
↓
嫌がる妹、せまる部長
↓
はだける妹
↓
颯爽と兄登場
↓
お兄ちゃん助けて
↓
兄覚醒で殺気全開に
↓
部長gkbrでメタスラ並の速さで逃走
↓
妹「お兄ちゃん……私の初めてを貰って」
兄×妹こそ究極
702 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 13:55:22.93 ID:rgQGcow2O
<よくわかるキャラまとめ>
「妹」
弱気少女。学業奨学生で料理好き。
なにかとコンプレックス爆発。前髪を下ろした方が可愛い。
「兄」
病気持ちのイケメン。妹含めて家庭環境がヤバい
バスケが上手い(上手かった)らしい。「キラッ」で大概のトラブルを解決できる。
「兄友」
兄の部活仲間からライバルへ昇格。男。
妹の委員会の先輩にしてフラグ持ち、ただしよく折れる。
「部長」
妹の部活の部長。女。兄と兄友のクラスメート。
基本的に世話焼き。態度が男前かつ涙脆い。
703 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 13:56:03.33 ID:Pv3yt5VGO
う~む
>>1の嗜好的に本編はあくまでライトな展開だと思うのだが
って、やべぇ…変な流れ作っちった…
>>1がこれ見たら…
フラグ立てつつおっかなびっくり④
704 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 13:56:45.50 ID:Q3TAjOPw0
兄「皆!抱きしめて!銀河のはちぇまで!」
(キラッ★ミ)
705 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 13:58:34.72 ID:rgQGcow2O
<よくわかるモブキャラまとめ>
「女1・女2」
みんなの敵。全体的に女1の方が強い。
「義母」
兄の義理母。旦那と今の生活が大事。
「幼女」
兄の妹。義理妹とか言われてるけど連れ子ではなく腹違い。ロリ成分。
「妹友」
妹の友達。女1の部活の後輩。
「男A~C」
兄と兄友の部活仲間(レギュラー)。男Cは寡黙なのでよく行方不明になります。
「女A~?」
兄信者。なかまをよぶ。
「ヒス」
去年兄達のクラスを担当していた英語教師。ジェンダー論者。トンボ眼鏡。
706 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 14:02:40.51 ID:rgQGcow2O
>>697->>700
えっちなのはいけないが 続けたまえ
>>703
<●> <●>{ミテルヨ…
3限でコソコソこれやってるのに4・5限休講とかなんなの?神なの?
708 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 14:08:13.98 ID:W+kSnzYXO
>>692
「妹ちゃん足軽なんだし」に見えてワロタ
709 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 14:14:54.00 ID:Pv3yt5VGO
>>706
(/∀\)キャー
>>708
兄…若殿
兄友…侍大将
部長…兵糧総長
710 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 14:15:46.57 ID:KFG48/qE0
いやいやいやいや
部長悪ノリ
↓
嫌がる妹、せまる部長
↓
はだける妹
↓
颯爽と俺登場
↓
3P
まで妄想した
712 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 14:29:42.31 ID:rgQGcow2O
「あ…っ」
部長の腕の中で妹はか細い声をあげると、華奢な肩を震わせた。
僅かに開いた唇がせつなげに(ry
肌と肌が(ry
「部長さん……私、やっぱり怖いです」
「大丈夫よ、関ヶ原なんて軽い軽い!」
部長が手にした刀を空へと掲げる。
「妹ちゃん足軽なんだし、ね!」
その切っ先は何より真っ直ぐに天を突き、光を受けて鏡の様に輝いた。
妹はその眩しさに――静かに目を細める。
天下分け目の戦いを前に、少女達の胸には小さな輝きが灯り始めていた。
兄「徳川のタヌキ……さようなら、大好きだったよ……」
兄友「寝言いってないで小早川ぬっ殺せ」
>部長×妹 >>704 >>708 >>709
こういうことか
715 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 15:02:12.09 ID:rgQGcow2O
妹『お兄ちゃん、私、本当はずっと前から分かってたの……』
妹『私達、兄妹なんかじゃない。この世界でただ二人だけ覚醒した<選ばれし者>なんだって!』
兄『妹……やはりお前も目覚めていたか』
妹『お兄ちゃん!』
兄『因果の歯車は既に終局へと向かい始めている。今こそ立ち、銀河の意思を完遂する!』
兄友「ハッ!」
タタンタタタン…
兄友「電車内……いつの間に寝てたのか」
兄友「……。」
兄友「(しかし何やらとんでもない夢を……見ていた様な…)」
716 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 15:03:13.45 ID:rgQGcow2O
兄友「(……今日の兄は嫌に明るく振る舞っていた)」
兄友「(部長も意識か無意識か合わせていた様だが、やはりおかしい。兄は昨日あんなことがあったにも関わらず、あんなにハシャゲる様な奴じゃない)」
兄友「(俺と……勝負したがったのもそうだ)」
兄友「(弁当から勝負に至るまで、兄は一連の流れを計算し尽くしていたに違いない。俺は奴の手のひらで思ったままに踊らされ……)」
兄友「(……末恐ろしい)」
兄友「(奴が悪意を持ってキラキラを使用しだしたら世界が滅ぶな)」
兄友「(……。)」
兄友「(アイツは今……何を考えてるんだ?)」
718 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 15:15:39.62 ID:56GrB8c9O
>>712
主に権現様的な意味でお前は俺を怒らせた
ところで兄のイメージが気持ち悪くない保坂なんだが
721 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 15:47:35.25 ID:rgQGcow2O
>>718
ごめんねごめんね
権現様が読めないけどごめんね
今更だけど>>521のアミダくじが公平性を欠いてる
バスケばっかとか馬鹿なの?死ぬの?
兄とか部長とか皆のイメージを聞くのが楽しいのでもっとやってくれ
723 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 15:53:38.21 ID:vZHSPBuX0
大権現(だいごんげん)
日光東照宮は東照大権現のお墓
すなわち三河の狸殿だ
>>718たぬきかわいいじゃん
725 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 16:23:50.72 ID:vZHSPBuX0
4人分の弁当を泣きながら平らげる獅子
↓
陰で妹を狙う狼
↓
人間を騙そうとするも肝心なところでドジっちゃうたぬきさん←今ここ
↓
出番が少なくて寂しいうさぎさん
↓
いつも心の支えだったあの人に食べられちゃうひつじさん
部長は間違えなく萌キャラ
727 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 16:49:59.05 ID:56GrB8c9O
>>721
その場のノリと勢いで言っただけなんだごめんごめんよ
というかあれ?部長が家康?
足軽大将か武将かなんかだと思ってた
735 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 17:52:44.44 ID:rgQGcow2O
(部長宅・風呂)
部長「妹ちゃん……鏡も嫌いとは重症だわ」
部長「事情が複雑なのは分かるけどね、勿体ないったらありゃしない。可愛いのに」
部長「兄友以外の男子と話すのも苦手だっていうし……いや、だからこそ自分の魅力に気が付かないのか?」
部長「こうなったら部長さん、一念発起して妹ちゃん改造ビフォーアフターやるべきか?」
部長「系統の違う服買って…髪をちょっといじくって……」
部長「……。」
部長「……まぁ、まずはそれより先に」
部長「明日からの定期テストをなんとかしなければいけない訳だが……!」
736 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 17:53:50.87 ID:rgQGcow2O
(女子寮)
~♪
妹「はい……もしもし」
妹「お兄ちゃん?どうしたのこんな夜中に……?」
妹「………え?」
妹「お兄ちゃん、それって……?だって、この後もまだ…………」
妹「お兄ちゃん?……ねぇ、どうしたの、お兄ちゃん!?」
ブッ
妹「!」
ツー ツー ツー
妹「……。」
妹「お兄ちゃん……!」
737 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 17:56:11.50 ID:Q3TAjOPw0
(女子寮)
~♪
妹「はい……もしもし」
妹「お兄ちゃん?どうしたのこんな夜中に……?」
兄改め>>1「寝てくる 戻らなかったら落としておいてくれ」
妹「………え?」
妹「お兄ちゃん、それって……?だって、この後もまだ…………(第2話が・・)」
妹「お兄ちゃん?……ねぇ、どうしたの、お兄ちゃん!?」
ブッ
妹「!」
ツー ツー ツー
妹「……。」
妹「お兄ちゃん……!」
748 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 19:31:21.86 ID:rgQGcow2O
(校門前)
兄友「妹!部長!」
部長「――遅いわよ!なにしてたの!」
兄友「悪い、準備に手間取って時間を取られて……それよりも、どうなってんだ?」
部長「私にもまだ何がなんだか……とりあえず、妹ちゃんから急いで来てくれって」
兄友「それから風呂上がりで直行か。とにかくただごとじゃなさそうだが……」
妹「部長さん!兄友先輩!」
兄友「妹!」
妹「すみません、夜中にいきなり……」
部長「…妹ちゃん、あなた顔色悪いわよ。大丈夫?」
妹「私は……それよりも、お兄ちゃんが…」
兄友「やっぱり電話で聞いた通りで、間違いないのか?」
妹「……(コクン)」
妹「お兄ちゃん……私に「じゃあ」って言ったっきり、何処にも居なくなっちゃったんです……!」
750 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 19:40:55.28 ID:rgQGcow2O
妹「……さっき、お兄ちゃんの家から連絡があったんです。「まだ兄が帰ってこない。隠しているなら出せ」って…」
妹「私や学校の皆さんのせいじゃないっていうのは寮母さんや先生に頼んでなんとか納得してもらったんですが、でも、」
妹「お兄ちゃん、私に電話したっきり電話もメールも繋がらなくて、全然なんにもわからないんです……!」
部長「……妹ちゃん、そんな」
兄友「アイツが、自分から居なくなった?……まさか、冗談だろ!」
妹「……私だって、信じられません」
妹「でもお兄ちゃん、今日が学校に来れる最後の日だって私たちに言わなかった!」
754 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 20:54:32.61 ID:KeRZzcsA0
兄が気になって夜しか眠れなくなりそうだ
755 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 21:03:29.37 ID:Q8Fjw6rWO
>>754
別に普通じゃねーかwww
757 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 21:18:14.65 ID:rgQGcow2O
部長「大丈夫、妹ちゃん、兄くんなら大丈夫だから…」
妹「でも……!」
兄友「それに今日が最後って、アイツの一時退院は1週間あるはずじゃ……」
妹「……無かったんです」
兄友「…!」
妹「お兄ちゃんに許可されてたのは2日間。それも自宅で静かに寝てることが絶対条件の、単なる気休め程度のものでしかなかったそうです」
妹「今日でまた病院に帰らなきゃいけないのも、病気が全然良くなってないってことも……私は何も知らなかった!」
妹「みんな……私達には何も言ってくれてなかったんです。今回の退院だって、本当は学校なんか来ちゃいけなくて…」
部長「そんな……」
部長「だって兄くん…無茶してる様になんて全然……!」
兄友「(いや、奴ならあり得る)」
兄友「(アイツは血吐土がでるほど辛くても全然平気な顔をして…だから周りは何も気づいてやれなくて、それが悪化を助長して……)」
兄友「(それだからあの日、アイツは俺達の目の前で倒れたんだ……!)」
758 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 21:18:58.96 ID:rgQGcow2O
部長「でも、何でなの?何で嘘をついてまで兄くんは……学校に来なきゃいけなかったの?」
部長「それにそんな身体で居なくなる理由なんて、どこにも……」
兄友「(……分からない)」
兄友「(だけど、アイツにはあったんだ。自分のことも、周りのことも見えなくなるくらいの理由が)」
兄友「……くそっ」
兄友「妹、お前はおそらく兄と話した最後の人間だ。アイツは……兄はお前に何て言ったんだ?」
妹「……。」
妹「……いきなり「疲れたから帰りたい」って。私、なんだか分からなくて、なんのことか聞き返したんです」
妹「そしたらお兄ちゃん、何も言わなくなって……!」
兄『俺は、明日からもう学校へは通えない』
兄『嘘を吐いてごめんな』
兄『……それじゃあ』
765 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 21:46:42.20 ID:rgQGcow2O
部長「それじゃあ、って」
妹「……それだけです」
妹「お兄ちゃん、そのまま電話を切って…!」
兄友「(……これがもう、最後みたいに)」
兄友「あの馬鹿、思わせ振りなことばっかり抜かしやがる…!」
妹「……今はお兄ちゃんの家族も、本家の方も動き始めています。でも、全然わからないんです」
妹「まだいつ発作・
766 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 21:47:35.95 ID:rgQGcow2O
>>765 焦ったら切れた!
部長「それじゃあ、って」
妹「……それだけです」
妹「お兄ちゃん、そのまま電話を切って…!」
兄友「(……これがもう、最後みたいに)」
兄友「あの馬鹿、思わせ振りなことばっかり抜かしやがる…!」
妹「……今はお兄ちゃんの家族も、本家の方も動き始めています。でも、全然わからないんです」
妹「まだいつ発作が起きるか分からないのに、お兄ちゃん何処へ行っちゃったか検討もつかないって……!」
部長「妹ちゃん……」
兄友「……。」
兄友「(兄は、確かに自分が苦しむ姿を他人に見せようとはしない)」
兄友「(俺は気が付かなかった?……いや、どこかで違和感は感じていたはずだ。一度目じゃなく二度目まで、俺は!)」
兄友「(俺はまた同じミスをして、今度こそ最悪の事態を防げなかった……!)」
767 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 21:56:49.18 ID:QB1bnfaOO
>>702
シリアス展開の真っ最中に悪いが
病気持ちのイケメンと言われて性病かなにかかと思ってしまった
768 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 22:00:42.26 ID:rgQGcow2O
電車の中なのに徒競走並みの胸の動機と発熱を抱えている
指つりかけた
>>767
兄を愛する気持ち全開な今の私ではそれを狙って書いたなんて
口が裂けても いえない
774 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 22:34:54.57 ID:rgQGcow2O
部長「どうしようか、兄友」
兄友「……。」
部長「兄友!」
兄友「あ、ああ。わかってる、早く兄を……!」
兄友「(…そうだ、悔いる前に考えろ。まだ終わると決まった訳じゃねぇ!立ち止まる時間こそがアイツへの裏切りだ!)」
兄友「(考えろ、考えるんだ)」
兄友「(……クソッ)」
妹「……私が、邪魔だったんでしょうか」
部長「…え?」
妹「私がお兄ちゃんになんの相談もなくココに来たから、本家や家族に嫌な顔をされて、秘密ばっかり増やせて」
妹「折角学校に来れたのに、私のせいで嫌な思いをして……あの人達の言う通りだ、私はお兄ちゃんの邪魔ばっかり!」
妹「お兄ちゃん……」
妹「だから私に…電話で……?」
兄友「!」
775 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 22:35:29.07 ID:rgQGcow2O
兄友「(妹……もう涙も出ないのか)」
兄友「(コイツにこんな顔をさせる為に、兄はわざわざ別れの挨拶を残して消えたのか?)」
兄友「(……違うだろう)」
兄友「(絶対に……兄はこんなことを望んじゃいない!)」
兄友「(アイツが妹にこんな顔をさせることを望むはずがない。アイツが妹にこんな顔をさせるなんてこと、絶対にあっちゃいけねぇんだ!)」
776 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 22:36:28.34 ID:rgQGcow2O
兄友「……妹!」
兄友「頭がいいお前なら分かるだろうが、今は恐らく一刻を争う事態だ。だけど、お前だけはピンピンしてる兄のことだけ信じてろ」
兄友「兄がお前にやらなかったことじゃない、アイツがお前の為にやったことを思い出せ!」
兄友「お前の為に義母に逆らい、病室を抜けた兄を信じろ!ボロボロの身体でも怒りを見せたアイツを、お前は嘘だと絶対思うな!」
兄友「俺達以外の誰が信じなくたっていい、だけどお前は信じて信じて疑うな!」
妹「――!」
部長「兄友……」
777 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 22:37:23.38 ID:rgQGcow2O
妹「……。」
妹「兄友先輩……信じるって、難しいですよ」
妹「私は自分を不幸だとは思いませんが、色々不運な人生だとは感じでます。……だからもう、手放しで信じるほど、純粋でもなくなってしまいました」
妹「私は皆さんが思ってるほど、可愛いらしくも良い子でもないんです」
妹「……私がお兄ちゃんと過ごせた時間は、今まで生きてきた中で半分にも足りません」
妹「お兄ちゃんはいつも優しかったけど、私に弱い所を見せてはくれなかった。……とても、私の思い出だけしゃ信じきれません」
妹「……でも、兄友先輩」
妹「私が知らないお兄ちゃんを見てきた兄友さんがそう言うのなら……ちょっとだけ……」
部長「大丈夫だよ」
妹「……部長さん?」
部長「自分の気持ちにそんなに不安にならなくても、そんなものは誰だってハッキリわかりっこないんだから」
部長「妹ちゃん。そう思う気持ちがあるなら…兄くんを信じてあげて」
妹「……。」
778 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 22:47:43.08 ID:Q4LIby8Q0
兄友「お前の為に義母に逆らい、病室を抜けた兄を信じろ!ボロボロの身体でも怒りを見せたアイツを、お前は嘘だと絶対思うな!」
↑これがK1で脳内再生された
782 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 23:19:28.18 ID:rgQGcow2O
兄友「……時間が惜しい。とりあえず俺達の脳味噌をフル稼働して奴の手掛かりを探そう」
部長「ここで?まずは兄くんの行きそうな場所を片っぱしから当たった方が……」
兄友「いや、前は部活人間、今は入院患者だった兄の行動圏はかなり狭い。恐らく、先に動いている兄の家族が探した後だろう」
妹「……あれだけ力のある本家も動いているんです。恐らく、取り溢しはないでしょう」
兄友「となるとやはりヒントは妹への電話、か」
妹「……“明日から学校に行けない”っていった時のお兄ちゃんの声は、本当に悲しそうでした…」
兄友「“嘘を吐いた”ってのは……まぁ真実だろうな。アイツの性格上、やっといて謝るのは不自然じゃない」
部長「……きっと“帰りたい”ってのが何かを指してるんだよ」
部長「うん、やっぱりそうだ。兄くんは“疲れた”から、なりふりかまわず“帰りたい”場所に行ったんだ!」
兄友「ああ、他に考える材料もなし……その線が一番有力だな。だとすると…」
妹「お兄ちゃんは何処に帰りたかったのか……ですね」
783 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 23:20:54.74 ID:rgQGcow2O
部長「確定してる場所として……まず、病院と自分の家じゃないことは確かだね」
兄友「まさしくそうだ。兄の態度からして、ソッチに反発して出て行ったという方がしっくりくる」
妹「だとしたらやっぱり皆さんのいる学校……になるんでしょうか」
部長「となると……もしかしたら具体的な場所じゃなくて“教室”とかは“部活”とか、そういったモノかもしれないわね」
兄友「だが、いくら広いとはいえウチの学校にはセンサーやら見回りやらがある。野郎一人がこの時間まで潜んでいれるのか、微妙なところだ」
妹「本家の方も真っ先に思い付きそうなものですしね……」
兄友「……考えたくはないが、誰か信者に匿われてたら恐ろしく厄介なことになるが……っと、」
784 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 23:21:58.30 ID:rgQGcow2O
~♪
兄友「……もしもし、男Aか。部活連中から何か情報は出た…ん、お前も……?」
兄友「!」
兄友「そうか……お前らの所にも、だな」
兄友「……ああ、分かった。ことが進展次第追って連絡する。……頼んだぞ」
ピッ
部長「バスケ部の連中から…兄くんについて何か?」
兄友「……ああ。詳しい場所までは分からないが、考える手掛かりは掴めた」
妹「それは……ほぼ間違いなく?」
兄友「ああ」
兄友「兄は帰り際に体育館で俺達の練習を眺めていた。そして男Aと男Bに“それじゃあ”と言い残して立ち去った」
兄友「確定だ。奴の“帰りたい”場所は学校じゃない……!」
790 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 23:46:52.37 ID:rgQGcow2O
妹「ここじゃない……だとしたら?」
兄友「まだ絞れない。だが兄が体育館を見てからタクシーに乗り込んだ以上、ある程度の明確な目的があったことは考えられる」
部長「……ちょっと、勝手に分かった顔して話を進めないでよ!」
兄友「だから、“じゃあな”っていったから学校じゃないんだ」
部長「はぁ?」
兄友「……いいか。今日の昼、兄は俺との再戦を約束した。アイツが自分から吹っ掛けた勝負だ、恐らくそこに“嘘”はない。だろ?」
妹「……間違いないと思います」
兄友「しかし兄はその放課後、「また来いよ」と声を掛けた男Aと男Bに対し再度やってくることを確約しなかった」
兄友「改めて見れば、今日の兄は自分が再び入院することを見越して色々と別れを惜しんでいる節がある」
兄友「アイツの最優先の目標が学校だったなら、あんなに執着していた部活に対して淡白な返事をするはずがない。間違いないと俺は確信する…!」
部長「なるほど……じゃあ、兄くんには別の“帰りたい”場所があるってことか!」
妹「でも…いったい何処に……?」
部長「確かに……部活でも学校でもなければ……検討もつかなくなってきたね」
791 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 23:47:31.49 ID:rgQGcow2O
ねつでてた
792 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 23:49:42.07 ID:SwxwEiKY0
>>791
大丈夫か?
795 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/21(金) 23:53:03.53 ID:ZIpafxXq0
>>791
ちゅっちゅ
801 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 00:19:29.06 ID:yZmDDckrO
兄友「(確かに、目星は潰れた)」
兄友「(しかしこれは八方塞がりじゃない。兄の居場所への確かな進展だ…!)」
兄友「(考えろ、勝負したアイツが嘘でないとするなら、それには必ず奴の本音がつきまとう)」
兄友「(兄は俺との再戦を“必ず”と言った。増えた約束を全て背負うとも……)」
兄友「(……こうなった以上、奴は全てを投げ出して自暴自棄になっているのかもしれないと思っていた)」
兄友「(もしかすると……アイツは、約束を破ろうとはしていないのかもしれない)」
兄友「(だとすれば……)」
802 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 00:20:18.40 ID:yZmDDckrO
兄友「……妹、やはり手掛かりはお前だ」
妹「…え?」
兄友「兄は他に一切の接触を絶ってなお、お前にだけは連絡を寄越した。恐らく今回、お前は誰よりも兄に近い場所にいる」
妹「でも…私は……」
兄友「反論は、できないはずだが?」
妹「!」
部長「そうだよ!きっと兄くんは今も、妹ちゃんのことをいっぱい考えてるんだって!」
兄友「……妹」
兄友「お前がアイツを案じる分だけ、アイツもお前を思ってる。……そう信じる馬鹿な俺を、信じろ」
妹「だけど……」
妹「……。」
803 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 00:21:32.78 ID:yZmDDckrO
妹「……お兄ちゃんは、確かに“疲れた”って言いました。病気か、家族のことかは分かりませんが……その気持ちは分かるような気がします」
部長「……立場は違っても、悩みの種は一緒だからね」
妹「それから逃げる為に行く場所は……きっとそれとは真反対の所。そして“帰る”なら、一度は行ったことのある場所……」
兄友「……そうだ。きっとお前の中に答えがある!」
妹「私の……」
妹「(……)」
804 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 00:21:52.26 ID:SrneNaRD0
>>1「体があついよ・・火照っちゃったよ・・///」
テラエロス
805 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 00:22:06.64 ID:yZmDDckrO
妹「(……お兄ちゃんの気持ちが全部わかるわけじゃない)」
妹「(私は私で、お兄ちゃんはお兄ちゃん。見てきたものもやってきたことも違う別の人。……血は濃いのに全然似てない、変な兄妹)」
妹「(……だけど今は、同じものが信じなきゃ分からない)」
妹「(私……)」
妹「(……私が“帰りたい”と思う場所には、お兄ちゃんがいなくちゃ嫌だ)」
妹「(約束した通りにできればずっと…何も気にしないで一緒に……)」
妹「(……)」
妹「(あ……!)」
妹「分かった……分かりました!私が行きたくて、お兄ちゃんが行きたいと思った場所!」
妹「昔…私とお兄ちゃんが一緒に住んでた家……!」
806 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 00:27:15.94 ID:yZmDDckrO
自分の脳のみなぎり具合に恐怖すら感じるッ!
最高にハイってヤツだぁ――――ッ!!
807 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 00:27:50.12 ID:hwcMElBD0
邪気眼は駄目だあああああああああ
814 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 00:53:04.07 ID:yZmDDckrO
妹「……私とお兄ちゃんは、以前は両親と一緒に本家から隠れて暮らしていました」
妹「あの頃はお父さんとお母さんがいて、お兄ちゃんがいて。……なにも分からなくても確かに幸せでした」
妹「お兄ちゃんが病気と本家に縛られた今を忘れようとするなら、きっと彼処に行くはずです」
部長「妹ちゃん…!」
兄友「ああ。当たりで、間違いないなさそうだな…!」
部長「そうと決まれば行くのみ!……って」
部長「……でも、妹ちゃん達ががそこに住んでたのは小学校にも上がる前でしょ?妹ちゃん、詳しい場所までは……」
妹「……記憶はありません。場所は×県、海の見える小さな一軒家ということくらいです」
兄友「絞り込むには範囲がでかい…か」
部長「ここまできて……悔しいね」
妹「……ですが、方法がない訳ではありません」
妹「簡単な話ですよ。本家も把握していないあの家の場所を、知っている人に聞けばいいんです」
妹「(お母さんには聞けない…本家の絡むことに巻き込めない。だったら!)」
妹「私が……お父さんに話をつけます!」
820 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 01:00:26.49 ID:SrneNaRD0
兄妹の両親は更に兄妹で近親相姦の結果生まれたのが兄と妹なんだっけ?
826 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 01:38:49.87 ID:yZmDDckrO
>>820
そうだよー!
いっくよー!!!
827 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 01:39:34.23 ID:yZmDDckrO
兄「(……身体が、やけに重い)」
兄「(何もかも投げ出してはみたが、やっぱり身体は痺れたまま、か)」
兄「(……当たり前か)」
兄「(勉強もなにもやる気がしなくて、ただバスケをやることに夢中で……必死だった。楽しいのと同じくらい焦っていて、汗で周りが見えなかったんだ)」
兄「(立ち止まったら考え込まなきゃいけなくなる。それが怖くてひたすらに走ってきた)」
兄「(置いてきた妹のことにいつも心を乱されながら、それでも振り返って体を向けることはしなかった)」
兄「(病で走ることすらできなくなったのは……逃げ続けてきた俺への天罰か)」
兄「(……)」
828 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 01:40:25.83 ID:yZmDDckrO
兄「……ここは俺のお気に入りでね。波の音を独り占めできるから好きだったんだ」
兄「家はすっかり荒れてしまったが、この石垣だけは昔と殆ど変わっちゃいない。今日は来て良かったよ」
兄「明日になればまた堅い家の名前を負って、風のない病室に逆戻りだ」
兄「……俺は疲れた。だからしばらく思い出に浸って羽根を伸ばそうと思っていたんだが……」
兄「やはり来たのか……お前たち」
829 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 01:41:10.26 ID:yZmDDckrO
兄「妹、兄友、部長、それに父さんまで。今日は何かのドライブなのかい?」
兄友「……いや、どっかの家出馬鹿の顔を拝みにきた、だな。新しいタイプの観光旅行だ」
兄「それはそれは」
兄友「……お前は、楽しんでるのかと思ったが、案外そうでもないらしいな」
兄「そうかい?」
兄友「約束を破ってヘラヘラ生きていられるほど、お前は安くできてないはずだ」
兄「……。」
兄「皆はね、少し俺を買い被りすぎているんだよ」
兄「俺はお前達が思うほど正しくもなければ強くもない。根性のひねくれ曲がったズルい人間さ。嘘だってつくし、現にこうして全てを投げ出してきた」
兄友「……少し前に同じ話を聞いた。兄妹で同じ思考に落ちるのは止めろ」
兄「……そうか」
830 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 01:42:34.09 ID:yZmDDckrO
兄友「なぁ、我が侭で身勝手な兄さんよ」
兄友「お前……もしかして家出が目的じゃあなかったんじゃないのか?」
兄友「妹にだけ電話で自分の行先を匂わせて、親父さんとお袋さんしか場所を知らないこの家にやってくる。……見つけ出すには、二人がどうしても接触する必要があるだろつ」
兄友「一か八かだが上手い手だ。十年以上接触の無い親父さんと妹を引き合わせる切っ掛けになる切実な理由になる」
兄友「……そして何より、お前がそうまでして探してもらえる人間だってことが証明できる」
兄友「こう、お前は考えた」
兄「……。」
兄「……お前は時々ものすごく賢いことを言うな」
兄友「違うか?」
兄「……どうだろう。もう自分でも分からなくなってしまった」
831 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 01:43:56.96 ID:yZmDDckrO
兄「……こんな兄貴だ。十年放置した挙げ句に弱り果ててこの様だと、流石に幻滅しただろう。妹?」
兄「お前の可能性が俺に捕らわれて消えていくのは勿体無い。情に流されずに見捨てた方が将来は明るい将来が約束されるが?」
妹「……馬鹿」
妹「お兄ちゃんはたった一人しかいない私のお兄ちゃんでしょう」
妹「だったら、どんなのでもいいよ」
妹「……お兄ちゃんが其処から降りてくるのを、私はいつまででも待ってる」
兄「くたばるまで降りないかもしれないが?」
妹「残念だけど、もうとっくに覚悟は決めてるもの」
兄「……それじゃあ、約束だな」
妹「うん」
妹「私はずっと、待ってるから」
834 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 01:56:50.30 ID:yZmDDckrO
××××××××
パタパタパタ
妹「……うん、玉子焼きは成功かな」
妹「兄友先輩用のエビフライ準備完了。部長さん用のウサギリンゴよし。私のカニカマもオッケー」
妹「残りは大喰らい用のオニギリを追加して……よし、これでなんとか完成」
妹「……。」
妹「まだ…起きてこないかぁ……」
パタパタ
妹「あの、朝ですけども」
妹「……もう起きないと遅刻しちゃうよ、“お兄ちゃん”?」
(おしまい)
837 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 01:59:29.57 ID:qXNa0aO1O
>>1乙!
って兄友と妹の関係は…!?
842 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 02:52:56.83 ID:yZmDDckrO
読んでくれた人ありがとう
支援・保守・wktkもろもろ嬉しかった
元々長編小説用のネタを流用したはずなのに、二日目から激しく暴走しだして
いやぁ頭爆発して死ぬかと思った
一生分のレスを貰った様な気すらする
しかし奇妙な>>1扱いをされるのは想定外デース
今日めっちゃ身体だるいのは邪気眼の解放し過ぎだと思ってたら
いつも+0.5度のただの微熱だった
山吹色の波紋疾走で邪気眼が弱ってる!不思議!
また覚醒したら書かざるを得ない
↓以下落ちるまで適応に雑談↓
847 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 03:13:45.47 ID:SrneNaRD0
元通り家族4人で暮らせるようになったんだよな?
兄妹の2人だけなのか?
848 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 03:35:45.71 ID:fWk2TnwW0
兄友と妹のフラグはどうなった!
849 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 03:37:30.61 ID:KT3DqwhGO
一乙
楽しかったぜ
兄友×妹は?
850 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 03:39:07.46 ID:KawdS7il0
部長×妹は?
851 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 03:39:23.55 ID:SrneNaRD0
父x母は?
852 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 03:47:49.58 ID:yZmDDckrO
>>847 >>851?
実父は本家により強引に義母と結婚させられてるから、実母の所には戻れない
義母が実父に執着してるし、何より本家が逃がさない
幼女こと義理妹も生まれて実父も情が移ってる
実父は兄をそのまま大人にした様な美形だけど、度重なる苦労ですごく疲れた顔の人
実母への感情は既に懺悔と後悔のみ
実母は反対に妹と姉妹に見えるくらい若々しいんだけど精神虚弱でピーターパンシンドローム気味
今も実父が好きで、妹には仕事と称して似てる男の所に行ってたりもする
妹は母子家庭の様なものだったので実母を好いているけど、母を泣かせた実父には既に淡白。
兄はそもそも両親のことを快く思ってない。
何も知らなかった頃だからこそ幸せに暮らせてたということで…
853 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 03:54:37.95 ID:fnPMGShj0
今後この設定でちゃんとした小説書く予定はあるの?
854 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 03:58:15.10 ID:yZmDDckrO
>兄友×妹
ラスト付近で兄友が妹に対し男前っぷりを発揮したからいけんじゃね?
3歩進んで2歩下がる感じで
妹が赤面しながら弁当(単独)さしだしたり
委員会の帰りに雨が降って相合い傘したり
部長のビフォーアフターで妹からフワッが出たり
兄友が「お兄ちゃん」呼びして兄にバスケットボールぶつけられたり
なんかそんなん?で?いいんじゃね?
855 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 04:04:39.89 ID:yZmDDckrO
>>853
微妙。これはこのスレで完結したいかも。
ただ元々のネタを「例えば妹が似てなかったら?」っていう発想で改変した奴だから
大元の奴は書くかもしれない
妹が預けられてた家の幼馴染男がでたり
兄友に加え男A~Cも活躍したり
そもそも兄が死んでたり
万が一どっかでこんな感じの似て非なる話を見掛けても見逃して
865 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 07:34:08.79 ID:yZmDDckrO
>>856
考えていたら寝てしまいましたわ
父母の若い頃は一応脳内にあるんですが
ガチイケメンの実父(兄)とフワフワ美少女の実母(妹)が手に手を取り合って
ひぐらしの園崎家ばりの本家から逃げ出していく昼ドラばりのストーリーですのよ
本家はかなりの男尊女卑、後継の兄には許嫁(後の義母)という子細ですわ
後は>>856様の妄想力にお任せするでござる
しかし父母とは意外なところ過ぎて驚愕ですのよ
近親相姦を憎みながらも近親相姦の上に成り立っているのが兄でして
普段は馬鹿みたいに正しいけど自分のネガティブな感情の発露には不器用なのも兄でして
団欒するには恐らく消せないものが多すぎるのですわ
ifルートで近親相姦を無くせばいけますが
厳密な意味でのこのスレの兄と妹ではなくなりますわ
でも私の想像力が枯渇庭園してなければ書けたかもしれない スマン
868 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 08:15:06.40 ID:yZmDDckrO
>>867
パソコンあるけどおぞましいまでに携帯厨
……7x?
地文が書きたい衝動が押さえきれない
今から心のままに発狂するけど気にしないでね★ミ
869 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 08:16:00.41 ID:yZmDDckrO
<?>
電車から見える景色は同じだ。
細かい箇所は揺れ動いていても、家屋や道路は一日で劇的に変容しない。
むしろ、例え一軒の家が一晩のうちになくなっていたとしても、景色全体からすればすごく些細な変化である。
右側の窓か、左側の窓か。電車の左右で一列に続く景色の帯は選択肢が少ない。
だから何年も通っていればそのうちにだいたいのことを覚えてしまう。
なんの気なしにそこにあって、いつしか脳裏に染み着いたもの、
あれから数年経った今でさえなお、あれも、これも、並んでいるのは見覚えのある景色だ。
ガタガタと揺れる旧型の車両に乗って、俺はいつかと同じ景色の中を運ばれていく。
870 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 08:18:07.63 ID:yZmDDckrO
「……待たせたな」
「いや、こっちも今きた所さ」
片手を挙げると、向こうはすぐに気がついて顔をあげた。
あの頃から変わらない高校の中庭に立っていたのは、やはりあまり変化の無い奴だった。
確かに背は少しだけ伸び、顔色は良くなったが、浮かべた微笑とその端正な目鼻立ちは変わらない。
ただ、まとわりついていた様々なしがらみから解き放たれた目には清々しいものがあり、
“乗り越えた”故に顔付きからはどことなく精悍さが感じられる様になった。
871 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 08:18:55.87 ID:yZmDDckrO
「こうして見ると、とても病人だったとは信じられねぇな」
俺は茶化して笑う。
「当たり前だろ、治したんだから」
冗談が通じない兄は怪訝そうに首をかしげた。
「元気か」
「ああ。家を出てからすこぶる快調さ」
「そりゃあ良かった」
見掛けによらずゴツゴツして大きな手が上下に泳ぎ、バスケットボールをコートに打ち付ける。
乾いた音が誰もいない中庭に響き、校舎に当たって降ってきた。
「……始まりはまた、あの時と同じでいいな?」
驚くくらい真剣な視線がこちらを射抜く。
「手加減なんてしてやらないぞ」
兄の唇がハッキリと笑う。
一拍の間を置いて、靴底が鋭く大地を蹴った。
872 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 08:39:05.14 ID:yZmDDckrO
<幼女ファイナル>
「うぅ……ヒック……」
グスグスと鼻を鳴らす音が土曜朝の青空に響く。
既に閉塞し雑談モードに突入したスレの片隅では、一人の幼女が体育座りで膝を抱えていた。
鼻と頬を真っ赤にし、大きな目から大粒の涙を溢し、絶滅危惧種の紺色ブルマーを身につけた彼女こそ、
二日目あたりに>>1の超個人的な憤りを肉体言語で代弁していたスーパーロリータ魔法幼女義理妹だ!
「終わるなんてヒドイよ……もっかい本編ださせてくれるって言うから頑張ったのにぃ……」
魔法幼女の流す涙はダイアモンドのキラメキとなってカオスと化したスレを覆っていく……
しかしそれだけでカバーできるほどこのスレの邪気は甘くなかった!
「……うぅ、お別れなんて嫌だけど……でも最後は笑顔でいなきゃダメだよね……」
「……よしっ」
「みんな!今までどうもありがとう★私はもう……普通の幼女に戻りますっ!」
ありがとう!魔法幼女義理妹!
君のことは多分>>1が黒歴史として忘れない!いや、忘れられないぞ義理妹!
スレが落ちるまでは現場待機だ!負けるな魔法幼女義理妹!
873 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 08:41:07.86 ID:XMilPpmxO
また始まってんじゃん!
874 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 08:52:17.07 ID:yZmDDckrO
>>873
ここからが本当の地獄だぞ……ククク
888 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 13:37:42.37 ID:yZmDDckrO
二度寝してたよ!
>>884
名乗るほどのものじゃございません
スレで書いたのもこれが初で心臓潰れそう
889 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 13:54:01.66 ID:KawdS7il0
>>882
俺は幼女を出したいんじゃない
幼女に出したいんだ
891 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 14:20:03.19 ID:ihPLKIya0
>>889
うまいこといった
待ってもらってたか分からないがッ!
パソコンを起動してみたが私がこのスレの>>1だッ!!!
ワードパッドで機動力3倍以上だッ!!!
892 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 14:20:57.05 ID:ihPLKIya0
<部長の妹改造計画>
コンコンコン
部長「おっはよー!」
妹「部長さん、お早うございます。……?」
妹「その、大きな荷物はなんですか?」
部長「額縁かなんかに見えるかしら?中を開ければビックリ、世間一般的には鏡というものが出てくるわ!」
妹「え…?」
部長「今日はわざわざ丸々一日兄くんの所に行くんだから、ちょっと妹ちゃん弄くろうと思ってね!」
妹「!?」
部長「ま、とりあえずは服装をいつもと変えて……」
部長「コテ持ってきたから、髪は巻くかな。フワッフワに」
妹「え……えっ!?」
893 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 14:22:30.46 ID:ihPLKIya0
妹「でもあの、改造なんてしても私そんなに変わんないんじゃないかと……」
部長「なに言ってんの!ある程度の手順を踏んで化けない女の子なんて世界には存在しないわよ」
妹「い、いえ……」
部長「いいのいいの!妹ちゃんで失敗はありえないから!いいわね?よし決まり!」
妹「うぅ…」
部長「さぁさぁまずはクローゼット拝見ー」
部長「!」
部長「こ、これは……」
895 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 14:24:31.19 ID:ihPLKIya0
部長「このクローゼットの内部……」
部長「なにやらフリフリフワフワしたレースとリボンの山が……広がってる…!」
妹「……普段は着ませんよ、もちろん」
妹「その……お母さんが結構な少女趣味で、私にもそんな服ばっかり送ってくるんです……」
部長「ほぉ……」
妹「そんなの着れないし、お給料がもったいないから止めてっていってるのに……」
妹「(恥ずかしい……)」
部長「これは意外だけど好都合ね…寮在住のロリータな友達に借りてくる手間が省けたわ」
妹「あの、もしかしてまさか……」
部長「ウッフフフフフフフフ……」
妹「!!!!!」
896 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 14:28:45.74 ID:ihPLKIya0
兄友「よぉ、……って、またうまそうなもん摂取してるじゃねぇか」
兄「ああ、兄友。今は食事も口じゃなくて腕に刺した針で味わうものになったんだよ?」
兄友「前衛的過ぎて理解に苦しむな」
兄友「(……見るからに悪化してんじゃねぇか)」
兄「あれ、兄友、なんかお前クマできてないか?」
兄友「……ん、マジか?」
兄「大会も近いんだろ?体には気をつけないと駄目じゃないか」
兄友「お前に、言われたら、……終わりだ!」
兄「あー……」
兄友「ったく。……しかもな、寝れてないのはどっかのアホがテスト前夜に失踪したせいだろ!」
兄友「俺も部長もついでに走り回ってたレギュラー連中、妹以外みーんな仲良く補習組だ!」
兄「あ、そうか」
兄「……そんな残念なことになっていたとは…すまない」
兄友「(クッ、なにか腹立たしい!)」
897 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 14:30:52.19 ID:ihPLKIya0
>>896
(病室)が抜けた
901 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 14:34:55.23 ID:ihPLKIya0
兄友「そういや、部長と妹は少し遅れてくるって?」
兄「あぁ……朝から妹の部屋でなにやら企んでるらしんだが、ちょっと手間取ってるらしい」
兄友「……部長が張り切ってるんじゃ、嫌な予感がするな」
兄「でも楽しそうじゃないか。できることなら一枚噛みたかったぞ」
兄「俺も兄として、妹の一人暮らしの様子を一回見に行っておきたかったんだが」
兄友「でも女子寮は男子禁制だろ?」
兄「……。」
兄「……いや、俺、フワッフワしたの着て上背ごかまかせば結構女子で通ると思うんだ」
兄友「!!!!」
兄「妹の家には丁度いい少女服が余ってるらしいしな」
兄「やっぱ退院した隙にやっとくべきだったかな……」
兄友「(駄目だこいつ……早くなんとかしないと)」
904 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 14:54:41.98 ID:ihPLKIya0
※くそどうでもいい設定
妹:学校の女子寮(徒歩10圏内)暮らし
兄:実家(本家とは別所)から電車→徒歩
兄友:実家から一時間程かけてチャリ通。テスト前・練習後なんかは電車。
部長:近所なので15分くらいのチャリ通。
学校は私立高校。制服ブレザー。マンモス校で大学までエスカレーター式。
校舎も広いが山奥の土地を使ってるため最寄駅から結構歩く。
運動部の活動が盛んでスポーツ奨学生がそこそこ多い。
906 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 15:18:11.37 ID:ihPLKIya0
コンコンコン
部長「どうもー!おっ待たせしましたー!」
兄友「遅ぇよ。いったいなにしてたんだ」
兄「企みごと、ようやく終わったのかい?」
部長「それが……我ながら恐ろしいものを生みだしてしまったというか……」
兄「?」
部長「兄友、あんたショックで死なないように心臓しっかり押さえてなさいよ?」
兄友「はぁ?」
部長「さ、妹ちゃん、……ホラ今更そんな抵抗しても無駄だから!」
妹「……そんな、ちょっと待っ……!」
部長「うりゃ!」
グイッ
兄友「……!!!!」
907 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 15:18:38.12 ID:ihPLKIya0
妹「……あ、あの……っ!」
シャランラー
兄友「(……っ!!!)」
兄友「(こ、これは……!)」
兄友「(レースとリボンで飾り立てられた妹の背後に咲き乱れる花の幻影が、見える……!)」
部長「どう、コレ?どうどうどう?自信作過ぎてニヤニヤが止まらないわけなんだけど!」
兄「これは驚いた。妹、お前やればできるんじゃないか」
妹「(……埋まりたい)」
部長「えー、本日の改造テーマは“”で、日傘さしてテディベア抱えて街を闊歩してても違和感ない女の子を目標に頑張ってみました」
部長「アイテムは殆ど妹ちゃんの部屋に封印されていた高いブランドのロリ服でございます」
部長「頭は普段のストレートからフッワフワに髪巻いてリボンまでのっけてみました!」
妹「(……いっそ窓から飛びたい)」
908 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 15:19:09.33 ID:ihPLKIya0
部長「ほら、ほらほら兄友!妹ちゃん見て固まってないで感想を述べなさい!」
妹「!」
兄友「……っ!?」
部長「うろたえない!これを前にして褒めないのは男として有り得ないわ!」
妹「そんな!無理に言わなくても結構ですから……!」
兄友「……い、いや違う!言葉を無くすほどに似合っているんだ!妹、お前それで生活しても罪にはならんぞっ!!」
妹「な、いやそんな!」
兄友「いや、本当だ!俺の目を見ろ嘘は言ってない!今のお前の可愛らしさは犯罪級だっ!」
妹「!!!!!」
兄「(言ったな)」
部長「(おお、本音言いよった)」
妹「……。」
妹「詐欺だっ!!!」
兄友「な、何っ!?」
912 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 15:25:13.59 ID:ihPLKIya0
妹「……。」
兄「こら、いくら限界を超えたからって病人の俺にすがりつくなよ」
妹「……やだ」
部長「うん、ダッシュで部屋を飛び出していかなかった分だけ成長か」
兄友「……いや、あの格好だから人の多い病院内部に逃げ込めなかったんじゃないのか」
部長「でも来るときはあの格好だったのにー」
兄友「(鬼か!)」
部長「兄くんに引っ付いてるあの図も可愛いから写メっとこう」
部長「そして部員全員に自慢しよう」
兄友「(悪魔か!)」
913 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 15:25:39.11 ID:ihPLKIya0
兄「……。」
兄友「おい、兄」
兄友「お前、今まさか「コレなら俺もいける」とか考えてないだろうな……?」
兄「いけそうじゃないか?」
兄友「学祭のフィナーレででもやってろ!!!」
部長「な、なに!?あんたたちなにそんな楽しそうな話をしているの!?」
兄「なぁ部長、俺もこれ着たら女子寮はいれるよな?」
部長「い、いけそう……!てゆうか余裕で……!!」
兄友「ショックでかすぎて死者が出るわ!」
妹「お兄ちゃん…こんな服、欲しかったらあげるよ……」
兄「そしたらお前も一緒だぞ」
妹「!」
兄「二人並んで「姉妹~」とかやるから面白いんだろ?」
妹「………!もうっ!」
916 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/22(土) 15:49:21.98 ID:ihPLKIya0
そんな感じで後日談というか後日小話でした
投げっぱなし 私 知ってるアル
上でも出てたけどフラグの行方は皆の妄想に任せる!!
色々と考えたけど まぁそれが一番収まりがいい
邪気眼の覚醒?…なんのことだかねぇ……ククク
ファイルを画像ごと消してしまって再編集がかなりの手抜きになってしまい、ごめんなさいです。。。
今回も来てくれてありがとうございます!
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コメント
- 名前:フラグを立てたい名無しさんさん 2009/04/01(水) 03:02:58
同じ人間とは思えない>>1の文才(頭の中とも言える)だー。
抱かれたい。
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